ホンソメワケベラに擬態した魚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 09:56 UTC 版)
「ホンソメワケベラ」の記事における「ホンソメワケベラに擬態した魚」の解説
スズキ目イソギンポ科のニセクロスジギンポ Aspidontus taeniatus は、ホンソメワケベラとは全く別の仲間に分類される魚だが、ホンソメワケベラとよく似た体色をもち、泳ぎ方も似ている。これは一種の擬態である。 他の魚はホンソメワケベラと思って近寄るが、この魚は寄生虫どころか、皮膚や鰓を鋭い歯で食いちぎってすばやく逃げてしまう。英語では"False cleanerfish (ニセ掃除魚)"と呼ばれている。ホンソメワケベラと似た体色と行動を身につけることで、大型の魚から捕食されるのを防ぎ、食料も手に入れることができるという利点を得ている。これも生きる上での戦略の一つといえよう。
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