モスク建設
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いちど建設地が決定されると建設は迅速に進んだ。1970年11月には仮設のモスクが設立され、韓国ムスリム連盟により金曜礼拝が行われた。インドネシアやパキスタン、クウェート、アラブ首長国連邦、リビアのそれぞれ政府から寄付が行われたほか、1974年にはリビアのイスラーム団体から支援を受けた2人のパキスタン人イマームが指導のために韓国を訪れた。また、1975年にはサウジアラビアの王子であるナワーフ・ビン・アブドゥルアズィーズ・アッ=サウード(英語版)が視察に訪れた。 1974年の夏には建設計画が決定され、同年の10月に起工式が行われた。1976年5月21日にモスクは完成し、完成式典には51か国から参加者が訪れた。これらのなかには韓国と外交関係を持っていなかった国からの参加者もいた。 モスクの完成を祝って各国からミンバルやミフラーブ、時計、礼拝堂用のランプなどが送られたほか、サウジアラビアからは100冊のクルアーンやカリグラフィーが送られた。また、将来的な拡大のため毎年25,000アメリカドルが寄付されることとなった。
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