モダン‐アート【modern art】
モダン・アート
【英】:MODERN ART
「近代芸術」の意味。内容的には近代における美術を指すのではなく、印象派以降、あるいはセザンヌ以降、または主として20世紀に入ってから第二次大戦前までに生まれた新しい美術の諸流派、諸動向を総括的にいう。最も狭くとった場合には、戦前のアヴァン=ギャルド(前衛芸術)を指す場合もある。反自然主義を特徴とし、一方で人間の内面を探求する方向、他方で都市生活や工業社会にあった新しい造形を意図する方向がある。これは、その根底に、個人の統一感と社会との調和関係が崩壊し、19世紀までの美術観では対応できなくなったという危機感がある。ダダに見られる全否定的な態度、シュルレアリスムの主張する人間の全面的な解放、新造形主義や構成主義にみられる美術と生活環境の一体化などは、この危機感を克服するためのさまざまな試み、方向と考えられる。モダン・アートという用語は、様式上の新しさをいうために用いられることが多いが、新しさへの関心のみに限定するのは一面的であるといえる。
近代美術
モダン・アート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/09 08:45 UTC 版)
「ノートン・サイモン美術館」の記事における「モダン・アート」の解説
ノートン・サイモン美術館にはモダン・アートのコレクションもある。パブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラック、アンリ・マティス、ディエゴ・リベラ等である。また青騎士のメンバーであったパウル・クレーやリオネル・ファイニンガー、アレクセイ・フォン・ヤウレンスキー、ワシリー・カンディンスキーの作品もある。
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モダン・アート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 21:41 UTC 版)
「レダと白鳥」はイタリアとフランスの一部でのみ見られるモチーフであり、北欧にはほとんど存在しない。ブーシェの官能的な絵画は別として、18世紀から19世紀初頭には忘れ去られたモチーフとなっていたが、19世紀終わりから20世紀にかけて再び有名なモチーフとなり、象徴主義や表現主義の芸術家たちに取り上げられることとなった。 象徴主義の画家サイ・トゥオンブリーは1962年に情熱的なレダと白鳥をモチーフにした作品を描いた。現在この絵画はニューヨーク近代美術館に所蔵されている。 アバンギャルド映像作家のクルト・クレン (en:Kurt Kren) は、ウィーン・アクショニズム (en:Viennese Actionism)のメンバーであるオットー・ミュール (en:Otto Muehl)、ヘルマン・ニッチュとともに、『7/64 Leda mit der Schwan』というタイトルの映像作品を1964年に発表している。この作品はレダと白鳥という古典的モチーフ、表現を留めており、ほぼ全編にわたって若い女性が白鳥を抱擁している。 写真家のチャーリー・ホワイト (en:Charlie White (artist)) は「And Jeapordize the Integrity of the Hull」という一連の作品で、レダをモチーフとした写真を撮っている。この作品には白鳥(ゼウス)は比喩的にしか表現されていない。 インドのマディヤ・プラデーシュ州北部に位置する都市グワーリヤルにあるジャイ・ヴィラース宮殿の博物館には、やや露骨に描写された等身大のレダと白鳥の大理石彫刻がある。
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