ユーロコミュニズムとは? わかりやすく解説

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ユーロコミュニズム【Eurocommunism】

読み方:ゆーろこみゅにずむ

1970年代後半に、西欧諸国、特にイタリア・フランス・スペインの共産党がとった自主的な共産主義路線ソ連共産党路線追随せず、複数政党民主的な政権交代認めた議会制度通じて社会主義への移行をめざすもの。


ユーロコミュニズム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/29 15:25 UTC 版)

ユーロコミュニズム(Eurocommunism)または欧州共産主義(おうしゅうきょうさんしゅぎ)は、中ソ対立などにより国際共産主義運動が多様化する中で1970年代西欧(主にフランスイタリアスペイン)の共産党で趨勢となった共産主義の一潮流。暴力革命プロレタリア独裁民主集中制分派禁止などの路線を放棄し、ソ連型共産主義と違う路線を選んだ[1]




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ユーロコミュニズム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 03:32 UTC 版)

エンリコ・ベルリンゲル」の記事における「ユーロコミュニズム」の解説

イタリア共産党指導者務めた1970年代から1980年代にかけては、アルマンド・コスッタ元委員長筆頭とした党内急進派反対押しのけて、プロレタリア独裁放棄しソ連型社会主義決別するいわゆる「ユーロコミュニズム」路線推し進めた。これにより近隣諸国のみならず世界各国から高い人気得た。 さらに、1980年行われたソビエト連邦のアフガニスタン侵攻公然と批判するなど独自の外交進めたほか、当時レオニード・ブレジネフ書記長体制下で硬直化したソビエト連邦一線を画す方針取り冷戦下西側ヨーロッパにおいて高い評価受けたまた、ユーロコミュニズム路線一環として、同じ民主主義国スペイン共産党サンティアゴ・カリージョ書記長や、フランス共産党ジョルジュ・マルシェ書記長など、近隣西側諸国共産党との連携推し進めた。 これらの既存共産主義政党超えた活動推し進めた結果イタリア国内におけるPCIへの支持伸ばしボローニャフィレンツェなどの大都市首長の座をPCI占めただけでなく、国会議席急増するなどPCI躍進原動力となり、その現実的な主張手腕国際的に高い評価受けた

※この「ユーロコミュニズム」の解説は、「エンリコ・ベルリンゲル」の解説の一部です。
「ユーロコミュニズム」を含む「エンリコ・ベルリンゲル」の記事については、「エンリコ・ベルリンゲル」の概要を参照ください。

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