ラン科
(Orchidaceae)
ラン科植物は、単子葉植物の中で進化の頂点にあり、今なお進化・種分化し続けていると言われている。
◇ラン科植物には、次のような共通した特徴がある。
ラン科植物は、単子葉植物の中で進化の頂点にあり、今なお進化・種分化し続けていると言われている。
◇ラン科植物には、次のような共通した特徴がある。
①「蕊柱」をもつ | 雄しべ(雄ずい)と雌しべ(雌ずい)が癒合(合着)して一本の 柱状となっている。 |
②雄しべが減少している | 元来六個あった雄しべ(雄ずい)が数を減じて二個 または一個になっている。 |
③「唇弁」をもつ | 三枚の花弁(ペタル)のうち一枚が形を変え、 唇弁(リップ)と呼ばれ、花は左右対称(左右相称)となる。 三数植物。 |
④「子房下位」 | 他の植物は子房が花の内部にある(子房上位)が、 ラン科植物の場合、子房が花の外側(下側)にある。 子房は180°ねじれることによって、 花の向きが上下逆になり唇弁が下側に位置している。 |
⑤「花粉塊」をもつ | 花粉は集まって粒状から塊状に進化し、 花粉塊と呼ばれる。 |
⑥種子は小さく、 数が多い | 種子は一般に長さ0.5㎜前後。 一果実中100万粒を越える種子を有する。 |
⑦種子は無胚乳である | 胚乳(胚の発育のために必要な養分を貯えた器官)を 持たない。 |
⑧発芽して 「プロトコーム」を作る。 | ランが発芽するときに、 胚から生長分化する途中に球形の細胞塊を作る。原塊体。 |
ラン科
「ラン科」の例文・使い方・用例・文例
- ラン科の標準属
- 微小な種がある不整形花を持つ、植物の目:ラン科
- 通常珍しい形で美しい色の花を持つ、ラン科の多数の植物の総称
- ラン科の単子葉植物の属
- 時にイヌサフラン科に分類される
- 時にスズラン科に分類される:ドイツスズラン
- 時にスズラン科に分類される
- 時にスズラン科に分類される:ヤブラン
- 時々、スズラン科に置かれる:ニセスズラン
- カンラン科の熱帯性高木の総称で、香りのよい樹脂を産し、燃やすと香になる
- カンラン科の高木からとれる芳香性の樹脂で、香の原料になる
- カンラン科の標準属
- 古生マツバラン科の標準属:極めて細い草質の古生代植物で、根茎と先端に付く胞子嚢がある
- 鬼の矢柄という,ラン科の多年草
- 鈴虫草という,ラン科の植物
- 石斛という,ラン科の常緑多年草
- 名護蘭という,ラン科の常緑多年草
- 乳香という,カンラン科の常緑高木
- 松葉蘭という,シダ類マツバラン科の常緑多年草
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