ラ・シュガル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 20:27 UTC 版)
「テイルズ オブ エクシリア」の記事における「ラ・シュガル」の解説
リーゼ・マクシアの南方に位置する国家。首都はイル・ファン。穏やかな気候に包まれた土地で、伝統を重んじる傾向がある。優れた精霊術文化を持ち、教育や研究に力を入れている。近年は現国王ナハティガルの独裁体制が強まっており、貴族で構成された議会が存在するものの、有名無実化している。
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ナハティガル・I・ファン 声 - 大塚芳忠 男性 / 52歳 / 身長190cm / 武器:槍/ 戦闘タイプ:槍使い ラ・シュガルの国王で、六家のひとつファン家の三男。王たる己に驕り高ぶり、人体実験など手段を選ばずリーゼ・マクシアを支配せんとし、クルスニクの槍を製造している。独裁体制を押し進めており、民を自らの力を得るための肥やしとしか見ていない。 もともとは王位継承権から遠い身分だったが、兵士として軍に志願して数々の功績を上げ、そのカリスマ性から絶大な信頼を得るようになった。しかし存在を疎んじた兄たちの奸計により指揮権を奪われ、唯一の理解者であった妹のキャリーを失ってしまう。それが原因でひたすら力を求めるようになり、兄たちや全ての障害を排除し王位に就く。以後歪んだまま、暴君としてラ・シュガルに君臨し続けている。ローエンは軍属時代の同期にして親友であった。 オルダ宮にてミラたちと対峙し、人体実験で奪い続けたマナを自らの肉体に照射。絶大な力を得て最後の戦いに臨むも、激戦の末に敗北。ローエンから和解の言葉をかけられ、わずかに心を動かされた様子を見せる。しかし、彼を見限ったジランドの指示によって放たれたセルシウスの氷の矢に全身を貫かれ、王座にて絶命。 秘奥義は「デモンズランス」。 クレイン・K・シャール 声 - 保志総一朗 男性 / 24歳 六家のひとつシャール家の若き当主にして、カラハ・シャールの領主。ローエンの主人であり、二年前に行き場を失くしたローエンを執事として迎えた。両親は5年前の「六家の粛正」でナハティガルに処刑されており、父の跡を継いで当主となった。若いながら民を思う心の強い青年で、その能力と人望からなる影響力はナハティガル独裁政権の最後の壁と言われている。民を守るためなら自らの危険をも省みないが、妹のドロッセルには甘いらしい。 ジュードたちの話を聞いて、ナハティガルが民を犠牲にして人体実験を行っていることを知り、国に反旗を翻すことを決意。しかし、その直後にジュードたちの前でナハティガルの刺客に討たれる。ジュードの治療を受けるも既に手遅れで、ローエンに国の未来を託して息を引き取った。 ドロッセル・K・シャール 声 - 鎌田梢 女性 / 18歳 クレインの妹。柔らかい雰囲気の少女でローエンと共に街で買い物をしていたところをミラたちと出会う。心優しく何者にも別け隔てなく接し、人に慣れていないエリーゼともすぐ仲良くなる。エリーゼを妹のように可愛がり、身寄りのいない彼女を引き取って一緒に暮らすようになる。 兄の没後は兄の意志を継いで、カラハ・シャールの領主として民を守っていくことを決意した。武術の心得もあるらしい。 ローエンが若気の至りで執筆した詩集「くるおしき愛の叫び」を密かに購入・愛読しており、いつの日か出版したいと目論んでいる。 キャリー・I・ファン 声 - 山像かおり 女性 / 44歳 ナハティガルの妹。周囲から疎まれていたナハティガルの唯一の味方として、ローエンとともに彼を支えていた。戦線に立つも、20年前のファイザバード会戦により死亡したとされる。ローエンの婚約者でもあったが、実は20年前の動乱中エレンピオスに流され、名前以外のすべての記憶を喪失しながらも生きていた。その後、幸せな家庭を築いていた。 サブイベントにてローエンと彼女を引き合わせ、空白の二十年間を埋めさせることが出来る。 ディラック・マティス 声 - 銀河万丈 男性 / 47歳 ル・ロンドに治療院を構えるジュードの父親。精霊術を使うことは出来ないが優れた医者であり、医療ジンテクスなどの変わった方法(現代でいう外科的手術)で治療を行うことから遠方でも噂の立つほどで、ジュードも医者としての父親は尊敬している。病院食の腕も一級。息子思いの父親だが厳格な反面過保護なところがあり、また大人としての責任に対する考え方の違いから、ジュードとは度々反目しあっている。もっとも息子の前では素直になれないだけで、内心ではジュードの成長を何よりも喜んでいる。 実は、アルヴィンらと同様ジルニトラとともにリーゼ・マクシアにたどり着いたエレンピオス人の一人で、本名はディラック・ギタ・マティス。故郷では医療用黒匣の開発者として名の知れた名医であった。かつてはアルクノアとして活動する傍ら、医師として医師不足の地域で医療活動を行っており、黒匣が精霊を殺すことを知ったのとエリンとの出会いをきっかけにアルクノアと決別し、リーゼ・マクシアで生きることを決意した。アルクノアのことに妻や息子を巻き込みたくないと考えており、自分の正体はエリンにも伝えていなかった。 エリン・マティス 声 - 土井美加 女性 / 51歳 ジュードの母親。彼女も医者で、夫の助手を務めている。ジュードを優しく包んでくれる静かな女性だが、彼女も仕事人間であり、父親ほどではないがジュードにとって苦手な相手。夫と違い彼女自身は生粋のリーゼ・マクシア人であり、ジュードの霊野力は母親譲り。なお、夫がリーゼ・マクシア人ではない事は知らず、何らかの事情がある程度しか知らされていない。 ジュードの黒髪と目付きは母親譲りである。 ウォーロック・ロランド 声 - 柳沢栄治 男性 / 40歳 レイアの父親。ル・ロンドで「宿泊処ロランド」を営んでいる。鍛え上げられた逞しい肉体にピンクのエプロンというアンバランスな格好。料理の腕前は一級品。心配性でいまだに娘離れできず、レイアが落ち込んでいるのを見てそれ以上に落ち込んだり、レイアが黙って家を出た際には心配のあまり泣いてしまうほどの親バカっぷりを見せる。妻にベタ惚れな反面尻に敷かれており、娘には妻に似て欲しくないと思っている。 ソニア・ロランド 声 - 津賀有子 女性 / 38歳 レイアの母親。肝の据わった豪快な性格で、年上相手にも物怖じせず説教をする。腕っ節も強く、軍が手こずっていた盗賊団を「買い物の邪魔をされた」ため、単身で壊滅。このことは「ル・ロンドの魔人」という都市伝説になっている。 ジュードとレイアの師匠でもあり、ジュードからは「ソニア師匠(せんせい)」と呼ばれている。同時に畏怖の対象でもあり、怒らせた際は恐れ慄くあまり何としても生き残ろうと二人してアタフタするほど。 ア・ジュールの武道会で優勝するなどの多くの逸話を持つ。 ハウス 声 - 篠原大作 男性 / 51歳 イル・ファンにあるタリム医学校の教授。ジュードの恩師であり、彼に目をかけている。オルダ宮殿からの依頼でラフォート研究所に行くが、罠であり、軍に捕らわれてクルスニクの槍の装置に繋がれてしまい、彼を迎えに研究所に侵入したジュードの目の前で絶命。肉体を残さず消滅した。 精霊とマナのやりとりを省略して精霊術を使う研究を行っており、研究成果が認められてハオ賞を受賞していたが、その研究が黒匣に似たものであった為にジランドに目をつけられ、口封じの為に殺害された。彼の研究成果はジュードが亡命した後にラ・シュガル軍によって押収され、表向きには失踪したことになっている。 プラン イル・ファンにあるタリム医学校の看護師で、ハウス及びジュードの診察をサポートしている。優しい女性で、ジュードのことも何かと気遣っている。 母親はかつてトラヴィス家に仕えており、母親がアグリアの乳母であるため、アグリアとは姉妹のように育った。アグリアがトラヴィス家の屋敷を放火した後も彼女に付き従い、スパイとしてラ・シュガルに侵入しているアグリアとア・ジュールを結ぶ連絡員として動いていたが、内心では憎しみに捕らわれるアグリアの姿に苦悩していた。 エデ 声 - 岡野浩介 イル・ファンの警備兵。妻帯者。腰痛が持病であり、ジュードが担当する患者の一人。年下のジュードを「ジュード先生」と丁寧に接し、個人としては強く信頼している。実刑確実のS級犯罪者として指名手配されたジュードの前に現れ、職務に従って彼を逮捕しようとしたが、アルヴィンの妨害に遭い失敗する。指示を出していた様子からして、それなりの階級の模様。 ジランドの悪事が露見した後は、ジュードの指名手配も解かれ、手配書の回収に動く。かつてイル・ファンにいたプレザ(当時はミンク)とは家族ぐるみの付き合いがあり、アルヴィンとも面識がある。
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