リーンバーンVTEC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/30 05:34 UTC 版)
「ホンダ・E型エンジン」の記事における「リーンバーンVTEC」の解説
ECA ホンダ初のハイブリッドカーであるインサイト用に開発され、アシスト用薄型DCブラシレスモーターをトランスミッションとの間に装着するために、1.0Lの排気量であるが3気筒とし、シリンダーブロックの薄肉スリーブ構造やカムシャフトの駆動をタイミングチェーンにするなどにより、コンパクト化を図った。 VTEC-Eをベースに、VTEC切り替えピンをローラーと同軸にしたローラーフォロワ型ロッカーアームや、吸・排気ロッカーアームのロッカーシャフトを一本化する等によりバルブ挟み角を30度に狭くし、強いスワールを発生させ常用回転域でのリーンバーンを可能にした。リーンバーンに対応したNOx吸着型排気触媒の採用に加えて、エキゾーストマニホールドを無くしシリンダーヘッド内で隣り合う排気ポートを集合させ、排出ガスの熱損失を低減し冷間時でも早期から排気触媒の活性化を可能にした。 その他、クランク軸をシリンダー軸からオフセットさせる等の摩擦低減や、インテークマニホールドやヘッドカバーの樹脂化やオイルパンのマグネシウム合金化による軽量化が行われた。
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