レックとは？ わかりやすく解説

別表記：レック

「reck」の意味・「reck」とは

「reck」とは、英語の動詞で、主に「気にかける」「配慮する」「考慮する」という意味を持つ。古英語の「reccan」から派生した言葉で、現代英語ではあまり一般的には使われないが、文学作品や詩などで見かけることがある。例えば、シェイクスピアの作品には「reck」を含むフレーズが散見される。

「reck」の発音・読み方

「reck」の発音は、IPA表記では/rɛk/となり、カタカナ表記では「レック」となる。日本人が発音する際のカタカナ英語の読み方も「レック」である。発音によって意味や品詞が変わる単語ではないため、特に注意する必要はない。

「reck」の定義を英語で解説

「reck」は、英語で「to care for or about something」と定義される。つまり、「何かを気にかける、配慮する、考慮する」という意味を持つ。例えば、「He recked little of his own safety.」という文では、「彼は自身の安全をあまり気にかけなかった」という意味になる。

「reck」の類語

「reck」の類語としては、「care」、「mind」、「consider」などがある。「care」は「気にかける」、「mind」は「気にする」、「consider」は「考慮する」という意味で、「reck」の意味と重なる部分がある。

「reck」に関連する用語・表現

「reck」に関連する表現としては、「reckless」がある。「reckless」は「reck」の否定形で、「無謀な」「向こう見ずな」という意味を持つ。また、「reckon」も関連語で、「計算する」「見積もる」という意味がある。

「reck」の例文

以下に、「reck」を用いた例文を10個示す。 1.英語例文（日本語訳）：I reck not of your threats.（あなたの脅しは気にしない）
2.英語例文（日本語訳）：He recked little of his own safety.（彼は自身の安全をあまり気にかけなかった）
3.英語例文（日本語訳）：She recked not of the consequences.（彼女は結果を気にかけなかった）
4.英語例文（日本語訳）：They reck little of their reputation.（彼らは自分たちの評判をあまり気にしない）
5.英語例文（日本語訳）：Do you reck of what others might think?（他人が何と思うか気にしますか？）
6.英語例文（日本語訳）：He recked not of the danger.（彼は危険を気にしなかった）
7.英語例文（日本語訳）：I reck not of your opinion.（あなたの意見は気にしない）
8.英語例文（日本語訳）：She recked little of the risks involved.（彼女は関与するリスクをあまり気にしなかった）
9.英語例文（日本語訳）：They reck not of the future.（彼らは未来を気にしない）
10.英語例文（日本語訳）：Do you reck of the consequences?（結果を気にしますか？）

別表記：レック

「wreck」とは、大破を意味する英語表現。

「wreck」とは・「wreck」の意味

「Wreck」とは、損壊したり破壊されたりしたものや、海中に沈んだ船などの残骸、事故現場、あるいは人生や計画などが破滅してしまった状態を表す英単語である。

「wreck」のスラングとしての意味

「Wreck」には、スラングとしてもいくつかの意味があります。一般的には、以下のような意味合いがある。

・形容詞として、「壊れた」や「ダメージを受けた」という意味で用いられる場合
After the long hike, my legs were completely wrecked.（長いハイキングの後、私の足は完全に疲れ切っていた）
The party was wild, and I ended up feeling completely wrecked the next day.（そのパーティーは激しかった。翌日私は完全にボロボロになってしまった）

・動詞として、「破壊する」や「めちゃくちゃにする」という意味で用いられる場合
The storm wrecked the house and caused a lot of damage.（嵐で家が壊れ、多大な被害をもたらした）
He wrecked the car while driving under the influence of alcohol.（彼はアルコールに酔った状態で車を運転して事故を起こした）

・名詞として、「事故」や「破壊されたもの」という意味で用いられる場合
The airplane crash left a huge wreckage on the ground.（飛行機の墜落は地上に巨大な残骸を残した）
The company's financial problems left a wreck in its wake.（その企業の財政問題は大きな被害をもたらした）

「wreck」の発音・読み方

「wreck」は、アメリカ英語では [rek]、イギリス英語では [rek] または [rekə] と発音される。日本語の「レック」に近い音ですが、w の音が加わる。また、アクセントは最初の音節にある。

「wreck」の活用変化一覧

「wreck」は、不規則動詞の一つである。以下に、過去形・過去分詞形の活用変化を示す。

原形: wreck
現在形: wreck/wrecks
過去形: wrecked
過去分詞形: wrecked

例文：
He wrecked his car last night.（彼は昨夜自分の車を壊してしまった）
The storm wrecked the pier.（嵐で桟橋が壊れた）
I have wrecked my diet by eating too much junk food.（ジャンクフードを食べすぎて、食事制限を台無しにしてしまった）

「wreck」の語源・由来

「wreck」の語源は中英語の「wrec」であり、元々は「海岸に漂着した荒廃した船」を意味していた。その後、「荒廃したもの」「破壊されたもの」を表す一般的な語として使われるようになった。「wrec」自体は、古英語の「wrecan」から派生したもので、「打ち砕く」や「投げ捨てる」といった意味を持っている。また、同じ語源から、「wreckage」（残骸、破片）や「wrecking」（破壊、荒廃）といった言葉が派生している。

「wreck」を含む英熟語・英語表現

「I'm a wreck」とは

「I'm a wreck」とは、「私はダメだ」とか「私は駄目な状態だ」といった意味の表現である。ここでの「wreck」は、人が非常に疲れて、精神的にも肉体的にも疲れ果てているときに使われるスラングで、「メチャクチャ疲れている」「全くダメな状態だ」といったニュアンスが含まれる。この表現は、身体的な疲れだけでなく、精神的な疲れやストレスを抱えているときにも使われる。

「nervous wreck」とは

「nervous wreck」とは、「神経質な人」といった意味の表現で、非常に神経質で、ストレスや不安によって精神的に疲れ果てた人を指す。この表現は、通常は軽蔑的なニュアンスを持って使われ、人を侮辱する意図がある場合もある。
「nervous」は「神経質な」という意味で、人や動物が緊張したり、ストレスを感じたりするときに使われる。「wreck」は、「壊れたもの」や「駄目になったもの」という意味を持っているスラングで、この場合は「神経が駄目になった人」といった意味合いで使われる。

「train wreck」とは

「train wreck」とは、原義では「列車事故」を意味するが、スラングとしては、「大失敗」や「混乱した状態」を表す表現としても使われる。また、特定の人物の精神的な状態や、生活習慣の乱れに対する批判的な表現としても使われることがある。「train」は、鉄道に関することを指し、「wreck」は「荒廃したもの」や「駄目になったもの」という意味を持つ。したがって、「train wreck」は、「列車の事故」が意味するような、深刻な状況や、荒廃した状態を表す表現として使われる。例えば、「The party turned into a train wreck.」という表現は、「パーティーは大失敗に終わった」という意味になる。

「car wreck」とは

「car wreck」とは、「自動車事故」を意味する表現である。自動車が関わる事故に対して使われる。また、この表現は、喩え的に、物事が混乱している状況や失敗した状態を指すこともある。「car」は「自動車」を意味し、「wreck」は「荒廃したもの」や「駄目になったもの」という意味を持っている。したがって、「car wreck」は、自動車事故が意味するように、自動車が関与する深刻な事故を指す表現として使われる。例えば、「He was in a car wreck last night.」という表現は、「彼は昨晩、自動車事故に遭った」という意味になる。また、「My project was a total car wreck.」という表現は、「私のプロジェクトは完全に失敗した状態だった」という意味になる。

「The Wreck（小説）」とは

「The Wreck」は、1921年にアメリカの作家エドムンド・フィッシャーによって書かれた小説で、主人公が海岸に漂着したボートの中から、そのボートに乗っていた人々の生死や出身地などを推理するというストーリーである。
この小説は、フィッシャーが舞台としていたカリフォルニアの海岸で発生した実際の船難事件が基になっている。物語の展開は、謎解きや推理が主要な要素となっており、登場人物たちの心理描写や、それぞれの秘密や個性なども細かく描かれているう。また、自然の脅威や人間の業、権力や人間関係など、多彩なテーマが扱われていることも特徴の一つである。

「wreck」の使い方・例文

「wreck」は、名詞として「事故」「残骸」「廃墟」などの意味があり、動詞としては「（車などを）壊す」「（人）を参ってしまわせる」という意味がある。以下に例文を示す。

My car was a total wreck after the accident.（私の車は事故の後、完全に壊れてしまった）
The storm caused a lot of wrecks on the coast.（嵐のため、海岸には多くの船が難破していた）
The old factory has become a wreck.（その古い工場は廃墟と化している）
She wrecked her relationship with her best friend.（彼女は最良の友人との関係を壊してしまった）
The bad weather wrecked our plans for a picnic.（悪天候のため、ピクニックの計画が台無しになった）

また、「nervous wreck」は「心身ともに疲れ果てた状態」という意味がある。例えば、「After studying for the exam all night, I was a nervous wreck in the morning.」という表現は、「試験の勉強を夜通ししたあと、朝は疲れ切っていた」という意味になる。