いち‐ろく【一六】
一六
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/19 01:33 UTC 版)
節義廉恥(れんち)を失ひて、国を維持するの道決して有らず、西洋各国同然なり。上に立つ者下に臨(のぞ)みて利を争ひ義を忘るる時は、下皆之れに倣(なら)ひ、人心忽(たちま)ち財利に趨(はし)り、卑吝(ひりん)の情日日長じ、節義廉恥の志操(しそう)を失ひ、父子兄弟の間も銭財を争ひ、相ひ讐視(しゆうし)するに至る也。此(かく)の如く成り行かば、何を以て国家を維持す可きぞ。徳川氏は将士の猛き心を殺(そ)ぎて世を治めしかども、今は昔時戦国の猛士(もうし)より猶一層猛(たけ)き心を振ひ起さずば、万国対峙(たいじ)は成る間敷也。普仏の戦、仏国三十万の兵三ヶ月の糧食(りようしよく)有て降伏せしは、余り算盤(そろばん)に精(くわ)しき故なりとて笑はれき。
※この「一六」の解説は、「南洲翁遺訓」の解説の一部です。
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