三焦
三焦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 04:31 UTC 版)
諸気を主宰して、全身の気機と気化作用を統括して、気が昇降出入する通路 水液運行の通路 体温調節作用、気血津液の調整作用、輸瀉作用の三つを行う。 上焦は横隔膜より上部の機能を指す。働きは清気(陽性の衛気)を取り入れ血と共に全身に巡らせる。また衛気・津液を全身の皮膚に巡らせ皮膚に潤いを与えて、体温調節を行う。臓腑において心、肺と関係深い。 中焦は横隔膜から臍までの間の機能を指す。働きは消化・吸収を行い、そこから生じる精気を、営気と血とし、経絡を介して全身に巡らせる。臓腑において脾、胃、肝、胆と関係深い。 下焦は臍から下部の機能を指す。働きは消化した糟粕を大便、水分を尿として排出する。臓腑において腎、膀胱、小腸、大腸と関係深い。 「決涜の官」と呼ばれる。 「孤府」と呼ばれる。 五行は火(臣火、相火)で、心包に対する。 経は手の少陽三焦経(てのしょうようさんしょうけい)
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