三部会とは? わかりやすく解説

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三部会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/25 10:05 UTC 版)

三部会(さんぶかい)は、通常は全国三部会フランス語: États généraux、エタ・ジェネロ)を指し、これはフランス国内の三つの身分の代表者が重要議題を議論する場として、中世から近世にかけて存在した身分制議会のことである。他にも地方三部会(州三部会:États provinciaux、エタ・プロヴァンショ)もあった。全国三部会は全三身分会議[1]とも日本語訳される。以下、単に「三部会」という。




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三部会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/28 23:30 UTC 版)

等族国家」の記事における「三部会」の解説

1302年フィリップ4世は三部会を開いて等族身分支持とりつけ教皇ボニファティウス8世捕らえてこれを憤死させた(アナーニ事件)。 マルク・ブロックによれば、これはボニファティウス8世即位事情から納得できるという。すなわち教皇ニコラウス4世死後教皇選挙会議オルシニ派とコロンナ派の対立によって2年の間決着がつかず、結局ケレスティヌス5世即位したが、教皇庁統治することができずに5か月辞任したその後ボニファティウス8世即位するのだが、このときケレスティヌス5世辞任したのはボニファティウス8世不正手段用いたからだという認識当時おもに教権敵対者中心に存在したフィリップ4世フランス人であるクレメンス5世擁立すると、教皇庁アヴィニョン移転させた。以後70年間にわたり教皇庁アヴィニョンにあってフランス王権影響をうけた(アヴィニョン捕囚)。 クレメンス5世時代にはテンプル騎士団フィリップ4世によって異端として告発されクレメンス5世はこの異端裁判において教皇側のイニシアティヴ維持しようとした。フィリップ4世宰相ノガレ命じてテンプル騎士団員を逮捕させ、拷問などによって自白強要して異端告発した教皇あらため騎士団員取り調べをおこなうと、彼らはこれまでの自白一切取り消したという。教皇裁判やり直すこととしたが、フィリップ4世教皇脅迫する一方フランス世論たきつけてテンプル騎士団への非難あおったとされているが、結局はフランス王権屈服しヴィエンヌ公会議テンプル騎士団解散宣言したカペー朝断絶後1337年百年戦争が始まるとフランス徐々に戦争により疲弊し相対的に教皇庁自立性強めた。「アヴィニョン捕囚」期は続く教会大分裂時代とともに概して教権没落期・低迷期考えられる時期であるが、一方で教会司法制度整えられ教権教会法上における権限の上昇が見られた。 この時代フランス(ガリア)の教会教権からの独立求めガリカニスムという主張あらわれた。その契機考えられるのはパリヨアンネスである。

※この「三部会」の解説は、「等族国家」の解説の一部です。
「三部会」を含む「等族国家」の記事については、「等族国家」の概要を参照ください。

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