与謝野町
与謝野町(旧加悦町・旧野田川町・旧岩滝町)
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「丹後ちりめん回廊」の記事における「与謝野町(旧加悦町・旧野田川町・旧岩滝町)」の解説
与謝野町では、おもに、発祥の地である加悦谷地域(旧加悦町・旧野田川町)の文化財が登録された。 大内峠一字観公園 ……与謝野鉄幹、与謝野晶子が和歌に詠んだ天橋立の北側の眺望地で、天橋立を横一文字に観ることができる。バーベキューができるキャンプ場やテントサイト、宿泊可能なコテージなどを備える。 ちりめんの道の機屋の町並み ……与謝野町を流れる 野田川 (京都府) 西岸に多い、丹後ちりめんの家内工業を行う機屋の町並み。 ちりめん街道 ……丹後ちりめんの物流拠点として栄えた町並みが残る、与謝野町加悦伝統的建造物群保存地区の通称。同保存地区は国の重要伝統的建造物群保存地区(以下「重伝建地区」という)として選定されている。 旧尾藤家住宅 ……ちりめん街道にある町屋で、生糸問屋・ちりめん問屋を生業とした。府指定文化財(重伝建地区内の特定物件)。 西山機業場の建物群 ……ちりめん街道にある織物工場。丹後地方に現存するものとしては唯一の、明治・大正時代の大規模な織物関連の建物群。重伝建地区内の特定物件。 織物見本帖「橋立」 ……明治から大正時代にかけての織物を集めた見本帖で、西山機業場で製織されたものと思われる。 下村与七郎家住宅 ……ちりめん街道にある、江戸から明治時代の建物。明治時代には郵便局があり、生糸相場を把握するために活用された。重伝建地区内の特定物件。 下村五郎助家住宅 ……ちりめん街道にある、江戸時代からの商家。「角谷」の屋号をもつ。重伝建地区内の特定物件。 杉本治助家住宅 ……ちりめん街道にある、江戸時代から続く民家。生糸やちりめんの取引を行っていた。重伝建地区内の特定物件。 旧加悦町役場庁舎 ……ちりめん街道内にある、昭和初期の洋風建築物。府指定建造物。 旧加悦鉄道加悦駅舎 ……丹後ちりめんの出荷を目的に、大正時代に開業した加悦鉄道の駅舎で、町指定文化財。1985年(昭和60年)に廃線後、鉄道資料館として活用されている。 旧加悦鉄道2号機関車(123号機関車) ……加悦SL広場で保存・展示されている蒸気機関車。国の重要文化財に指定。 丹後ちりめん歴史館 ……昭和初期の工場跡地を活用したビジターセンターで、丹後ちりめん製品の紹介や販売を行っているほか、丹後ちりめんの製造工程の見学や、手機体験ができる。ちりめん工場特有のノコギリ屋根が現存している。 織物始祖祭り及び金色蚕糸神祭り ……毎年秋に行われる丹後ちりめん縁の神事。 実相寺(じっそうじ) ……ちりめん街道にあり、上記の金色養蚕神祭りが行われる寺社。重伝建地区内の特定物件。 倭文神社(しどりじんじゃ) ……織物の神「天羽槌雄命」を祭神とする。府登録建造物。 三河内曳山行事 ……倭文神社の祭礼行事で、毎年5月に「神楽殿」「八幡山」「浦嶋山」「春日山」「倭文山」など12台の屋台巡行を行う。発祥は1755年(宝暦5年)、旧暦の8月朔日に行われていたものが明治に入って春祭りとなり、近年は5月3日に宵宮、5月4日に大祭礼が行われるようになった。府登録無形民俗文化財。 後野の屋台行事 ……毎年4月の最終の土・日曜日に、江戸時代中頃から伝えられる4台の芸屋台や太鼓台、子供屋台などが、まつり囃子にのって地区内を巡行する。愛宕神社(後野地区)を氏神とした祭礼。府登録無形民俗文化財。 加悦・算所の屋台行事 ……天満神社を氏神とする祭礼。屋台巡行と神輿渡御を行う。後野の屋台行事ともども、一般に「加悦谷祭」と称されるものの一部。 宝巖寺(ほうがんじ) ……ちりめん街道にある、丹後ちりめん創業者の一人・木綿屋六右衛門の菩提寺。重伝建地区内の特定物件。 吉祥寺 ……ちりめん街道にある、丹後ちりめん創業者の一人・手米屋孝右衛門の菩提寺。重伝建地区内の特定物件。 丹後ちりめん岩屋踊り ……機械化以前の機織りの動作を採り入れた岩屋地区の伝統芸能。 一字観に眺める天橋立 ちりめん街道 旧尾藤家住宅 旧加悦町役場庁舎 旧加悦鉄道加悦駅舎 加悦鉄道SL2号機関車 丹後ちりめん歴史館 実相寺 倭文神社 三河内曳山祭
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与謝野町
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2006年に与謝郡の3町が合併した際に名付けられた自治体名であるが、当地ゆかりの与謝野鉄幹・晶子(および与謝蕪村)が意識されている。鉄幹の与謝野姓は、与謝郡出身の父が出身地の地名から明治に入り称したもの。
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