世界の2階建バス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 03:08 UTC 版)
詳細は「en:Double-decker bus」を参照 英国およびその植民地・旧植民地で、路線バスとして運行されている2階建バスは、オムニバスを馬車から自動車化した際にそのまま引き継がれたものといわれている。英国の2階建バスとしては、1956年から運行されているロンドンのルートマスターが有名であり、市民に親しまれた存在であったが、排出ガス規制や、構造上ワンマン運行ができないという理由などにより、保存路線を除き、2005年をもって新型のバスに代替されている。現在はワンマン運行が可能な2階建バスが、英国内の主要都市、香港、シンガポール、インドのムンバイ、カナダのビクトリアやケロウナなどで運行されている。 韓国では、日本のはとバスなどと同様に定期観光バスとして、ソウル市内の観光地を循環するソウルシティツアーバスが運行されている。またソウル首都圏では、隣接する京畿道内各地とソウル市内との間を高速道路や自動車専用道路経由で結ぶ広域直行バスにも、輸送力不足・立席乗車・乗り残し問題 の解消を図る目的で2階建バスが導入されている。2014年11月から2015年にかけてアレクサンダー・デニス・E500を使用して試験運行が行われ、2015年下期からは韓国の道路法令に適合する規格のボルボB8RLEの輸入が認められたことにより本格的に導入されることとなった。 台湾では、台北市内、高雄市内、台南市内を巡回する定期観光バスとして、ボルボB8RLEのオープントップバスタイプが導入されている。(運行は台北が三重客運、高雄が高雄客運、台南が府城客運) 中国では、北京、大連、上海(911路)、蘇州(86路)、無錫(81路)、寧波、武漢、昆明、南寧、桂林、深圳などで運行している。 香港の一般路線バスの車両は2階建バスが主流であり、街中を数多くの2階建バスが走行する風景は香港名物となっている。 AEC・ルートマスター日本でも「ロンドンバス」で知られる2階建バスの代名詞 ライトバス・ニュールートマスター 香港の2階建バス 香港の2階建オープントップバス新世界第一バス 韓国の京畿道広域直行バスに導入されたボルボB8RLE 三重客運による台北市内定期観光バス 高雄客運による高雄市内定期観光バス 北京の2階建バス 大連の2階建バス 済南市の2階建バス 西安市の2階建バス 北京のプラグインハイブリッド2階建バス 上海の2階建バス(911路) 昆明の2階建バス 武漢の2階建バス 鄭州の2階建バス 広州の2階建バス(新穗巴士) 広州の2階建バス(第三巴士) 深圳の2階建バス
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