主な地区・施設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 14:50 UTC 版)
荒津地区(中央区荒津)128基の貯油施設のある石油中継基地。年間取扱量475万トン(2005年)。 須崎ふ頭(中央区那の津)ムギ・トウモロコシなど穀物や、鋼材・木製品・豆類を扱う。 博多ふ頭(博多区築港本町)国内定期航路や福岡市営渡船のターミナルを備えた複合施設。2011年3月27日より水上バス「福博みなとであい船」も発着。 国際ターミナルに停泊中の「ニューかめりあ」 国際ターミナル入口 第2ターミナルと博多ポートタワー 中央ふ頭(博多区沖浜町)国際航路用施設の博多港国際ターミナル、中央ふ頭クルーズセンターやコンベンションセンターのマリンメッセ福岡がある。そのほか高度化倉庫を備え、車両・農産品・紙・パルプ・水産品を扱う。マリンメッセ福岡の横には、1996年3月に建立された博多港引揚記念碑「那の津往還」が聳える。博多港は1945年10月に引揚援護港に指定され、1947年4月までに139万人を受け入れ、50万人の在日韓国・朝鮮人・在日中国人がここから国許へ帰還した。 東浜ふ頭(東区東浜)砂利・砂・セメント・LNG・鉄鋼・石油製品を扱う。 箱崎ふ頭(東区)穀物や青果などの食品、木材、自動車を扱う博多港最大の埠頭。食品加工団地や大規模流通センターも整備。都市高速の箱崎ランプと貝塚ジャンクションに直結し、JR貨物博多臨港線福岡貨物ターミナル駅に隣接する。エチレンガスによるバナナ追熟加工場もある。 香椎パークポート(東区香椎浜ふ頭)博多港の国際物流拠点化を想定した、24時間稼動の外内貿ターミナル。香椎かもめ大橋で箱崎ふ頭と接続。外貿ターミナルは5万トン級のコンテナ船に対応し、4基のガントリークレーンやトラックごと検査可能な大型X線コンテナ検査場を備える。ラグビーチームのコカ・コーラウエストレッドスパークスのホームグラウンド「さわやかスポーツ広場」や、アビスパ福岡株式会社の本社を兼ねる「福岡フットボールセンター」などのスポーツ施設も備える。 福岡アイランドシティ(東区香椎照葉及びみなと香椎)博多湾に造成された人工島であり、都市の機能としては、西側のみなと香椎地区と東側の香椎照葉地区とに大きく分けられる。香椎照葉地区においては、中高層の共同住宅や一戸建ての住宅を中心としたゾーン、新産業・研究開発機能が集積するゾーンが配置され、学校、福祉関連施設、商業施設等も立地している。また、みなと香椎地区においては、香椎パークポートの対岸に造成された港内最新のターミナル等が整備されている。貨物取扱量増加や船舶大型化に対応し、5万トン級のコンテナ船1隻と6万トン級のコンテナ船2隻が同時に接岸できる。大型ガントリークレーン5基やトランスファークレーン19基を備える。2010年7月から、港湾荷役時の二酸化炭素排出削減を図る国の実証実験事業としてトランスファークレーンの電動化を行うこととなり、ターミナル内のクレーンの走行路に集電レールを設置し、7月時点で使用中のディーゼル電気駆動クレーン13基を地上給電方式併用に順次改造した。2010年11月には、世界初となるリチウムイオン電池搭載の完全電動型クレーン4基が新たに導入され、2010年12月20日から電動化クレーン17基体制での本格稼働を開始した。 シーサイドももち(中央区地行浜・早良区百道浜)ウォーターフロント開発地区。福岡タワー、福岡市総合図書館、福岡市博物館などのほか、報道関連各社、情報関連企業、情報技術研究開発機関、高層オフィスビル、マンションが立ち並ぶ。シーサイドももち海浜公園にはマリゾンがある。 西福岡マリナタウン地区(西区愛宕浜)臨海型大規模住宅地。戸建・集合住宅あわせて約3000戸。福岡女子高や愛宕浜小などの教育施設もある。姪浜旅客待合所(能古渡船場)がある。 小戸地区(西区小戸)西福岡マリーナ、複合商業施設・マリノアシティ福岡、西部水処理センターがある。西福岡マリーナは収容隻数870隻の艇置場で、60ft級まで対応可能なメンテナンスハウスなどを備える。マリノアシティ福岡には1台の観覧車がある。 小戸ヨットハーバー(西区)正しくは福岡市立ヨットハーバー。浮桟橋188隻、艇置場350隻、艇揚場65m。隣に小戸公園がある。 福浜地区(中央区福浜)伊崎船だまりに接して人工海浜がある。 能古地区(西区)市街地と能古島を結ぶ渡船が利用する港がある。観光客が多く利用する。 西戸崎地区(東区)市街地と海の中道の西戸崎を結ぶ渡船が利用する港がある。隣にジャパンオイルネットワーク福岡油槽所がある。 博多漁港(中央区)福岡県が管理する特定第3種漁港。利用漁船実数は1674隻、陸揚量は46702トン(2004年時点)。併設されている長浜鮮魚市場は卸売が主であるが、一般消費者の見学や土産物購入、食事ができるほか、毎月第二土曜日の午前中は「市民感謝デー」として一般開放される。 福岡船溜(中央区)博多漁港の西側にある船だまり。船舶への給油船(バンカー船)などの基地となっている。北岸側には福岡造船福岡工場がある。 長浜船溜(中央区)須崎ふ頭と博多漁港の間にある船だまり。周囲には倉庫が並ぶ。壱岐・対馬方面の貨物船航路が発着するほか、水産庁や福岡県の漁業取締船の基地となっている。入口付近の北岸側には船舶修理事業者の曽我鉄工所がある。 東浜船溜(東区)中央ふ頭と東浜ふ頭の間にある船だまり。タグボートや水先艇、福岡市消防局の消防艇などの基地となっている。
※この「主な地区・施設」の解説は、「博多港」の解説の一部です。
「主な地区・施設」を含む「博多港」の記事については、「博多港」の概要を参照ください。
- 主な地区・施設のページへのリンク