主な被投与者・関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 06:12 UTC 版)
「エクストリミス」の記事における「主な被投与者・関係者」の解説
アルドリッチ・キリアン(Aldrich Killian) 演 - ガイ・ピアース 日本語吹替 - 小原雅人 A.I.M.の創設者にして社長。若くして科学のエキスパートとなった天才で、ことわざ好きで“変人”の父親がいたという。1999年12月31日に、ベルンの技術会議の会場でトニーの熱烈なファンとして彼に自分の研究を紹介しようと声を掛けるが、結局取り付けた待ち合わせの約束を破られて1時間以上も待ちぼうけを食らい、投身自殺まで考えかけた過去がある。また、ペッパー・ポッツの嘗ての仕事仲間であり、彼女に独自の思惑を持つ。 元々は乱れた長髪に眼鏡というギークな容姿で、杖を使う必要があるほど片脚が悪く、吃音気味の青年だったが、投与したエクストリミスの効果で障害を克服して、現在ではペッパーに馴れ馴れしく色目を使う程の二枚目に変貌し、上半身に一対の龍の模様のタトゥーを入れている。エクストリミスとの相性が良く、戦闘技術の訓練も積んでいる様子から、軽快な動きでリパルサーを躱して反撃するなど、エクストリミス・ソルジャーとしての戦闘能力は高い。 トニーに約束を反故とされたことで、彼への復讐心と世の中への憎悪が芽生え、マヤが発明したエクストリミスの研究開発と人体実験をA.I.M.で行い、エクストリミスの適応者はエクストリミス・ソルジャーとして配下に置き、不適応者の爆死は“マンダリン”を演じるトレヴァー・スラッタリーが犯行声明用の電波ジャック映像を流してテロ攻撃だと世間に不安を煽り、それに乗じて各国へ武器を売り捌きA.I.M.を拡大した。そして、西側諸国最高権力者とテロリストを手中に収め、反テロ戦争を引き起こして世界市場を得ることを最終目的として暗躍する。 クリスマスシーズンにスターク社を訪ね、エクストリミス開発の協力をペッパーに申し出たが、拒否されその場を一旦退く。後にトニーと離ればなれになり、マヤを自宅に匿ったペッパーを拉致して、強引にエクストリミスを投与した。 そして捕らえたトニーに、ペッパーの現状と自身の野望を伝えて協力を求めるが受け入れられず、止めに入ったマヤを射殺し、フロリダ沖の埠頭へ向かった。そこでペッパーを人質にし、連行されてきたマシュー・エリスをタンカーの真上に吊るし上げ、彼の抹殺とその様子の電波ジャック放送の準備を進めるが、介入したトニーに阻まれて彼との応戦を余儀なくされた。左腕を切断されることもあったものの、エクストリミスの力で相手のアーマーを壊しながら善戦するが、トニーのアーマーを次々に着替える斬新な戦法と、巧みな口車に決定打を決められず、“マーク42”の自爆攻撃を喰らってしまった。それでも死には至らず、トニーに襲いかかろうとするが、生存していたペッパーからの猛攻を受けて爆死する。 マヤ・ハンセン(Maya Hansen) 演 - レベッカ・ホール 日本語吹替 - 東條加那子 エクストリミスを発明した植物学者兼DNA解析者。シンクタンクの40人の科学者で構成されるチームで、生物のDNAコードを解析する仕事をしている。 トニーとは、1999年の大晦日にベルンの技術会議に参加した際に、エクストリミスの初期研究を紹介しながら一夜だけを共に過ごした関係で、それっきり会っていなかった。 トニーの軽い物言いや態度にすかさずギャグで返す茶目っ気に富む女性であり、当初は再生医療研究のためエクストリミス開発に打ち込んでいたが、研究資金を援助するという条件で、A.I.M.にエクストリミスを提供してしまい、キリアンに従うこととなった。 マンダリンを挑発したトニーにすぐ逃げるよう、スターク邸に警告しにやって来るが、爆撃に巻き込まれた。難を逃れてペッパーに保護され、彼女に自分はキリアンとマンダリンに繋がりがあると打ち明けるが、キリアンに見つかり、ペッパーが彼に拉致されるきっかけを結果的に作ってしまい、キリアンの下に戻ることとなった。 後に捕縛されたトニーの前に現れ、キリアンへの協力を止めるよう説得されるものの応えなかった。しかしキリアンがトニーを痛めつけようとした際には良心の呵責を感じ、エクストリミス研究を握る自分がいなくなったらどうなるかと自害しようとする姿を見せ付けてキリアンを止めようとした。だが結局、彼に躊躇なく撃たれ息を引き取る。 エレン・ブラント(Ellen Brandt) 演 - ステファニー・ショスタク 日本語吹替 - 山崎美貴 エクストリミス・ソルジャー。元は左前腕を欠損した身体障害者だったが、A.I.M.の実験で投与されたエクストリミスに適応し、キリアンの手先となった。左頬に何かしらの傷跡がある。一見穏やかそうだが、敵対する姿勢を見せる者を妖しい笑みを見せながら容赦無く抹殺する血の気が多い女性である。 エクストリミスの不適応者の母親であるディヴィス夫人を始末する目的で“ローズヒル”の酒場前に現れ、入店する直前のトニーに手袋を拾われ髪型を褒められるが、ディヴィス夫人から機密ファイルを受け取ったトニーに国土安保省の役員を装って再度接触し、言い掛かりを付けてきた保安官らを難なく手に掛けて、トニーと肉弾戦を展開した。 エクストリミスの力を活かしてアーマーの無いトニーを苦戦させたが、トニーがキッチンのガスと電子レンジで起こした大爆発で吹き飛んで絶命し、その亡骸は電線に引っかかる。 エリック・サヴィン(Eric Savin) 演 - ジェームズ・バッジ・デール 日本語吹替 - 桐本琢也 キリアンの腹心を務めるエクストリミス・ソルジャー。かつて爆発に巻き込まれて脚を失った過去があり、被験者としてエクストリミスを投与されたことで脚が再生し、現在に至る。気取り屋で、スターク社を訪れた際に来客用の椅子にだらし無く腰掛けながら待機し、ハッピー・ホーガンからバッジを付けるよう注意されても従わずに揶揄うなど、太々しい性格の持ち主。 スターク社をキリアンと訪ねた後に、チャイニーズ・シアターでジャック・タガートと取引を交わし、その場を後にしようとしたが、尾行してその場を目撃したハッピーに襲いかかり、タガートの爆死に巻き込まれた。しかし、致命傷には至らず回復しつつシアターから姿を消した。 その後武装ヘリを操縦し、スターク邸を攻撃・破壊するも、トニーを始末したと誤認して撤退。ローズヒルではブラントと行動を共にし、トニーを発見して給水塔を倒したり、ハーレイを人質にとるなどして追い詰めるが、ハーレイとトニーに不意を突かれ、乗ってきた自動車も奪われて逃走を許してしまった。 ジェームズ・“ローディ”・ローズ/ウォーマシンが捕まると、強奪した“アイアン・パトリオット”をキリアンの指示で着用し、エリスの前に現れ、彼や周囲の面々に自身をローディと思い込ませ、大統領専用機に潜入することに成功。専用機が離陸すると、エリスのSPたちを蹴散らし、正体を表してエリスをパトリオットに押し込んでフロリダ沖まで飛ばし、自身も脱出準備をするが、そこに現れたマーク42と交戦し互角に渡り合い、捕縛していた乗務員13人を機外へ吹き飛ばすものの、マーク42の至近距離からのユニ・ビームで心臓を撃ち抜かれて絶命する。 ジャック・タガート(Jack Taggart) 演 - アシュレイ・ハミルトン 日本語吹替 - 山岸治雄 アメリカ陸軍の兵士。被験者としてエクストリミスを投与され、適応したと思っていたが、体調に異変を来たし、チャイニーズ・シアターでサヴィンと安定剤のような物を取引した。だがエクストリミスに適応してなかった身体が限界を迎えて、居合わせたハッピーやサヴィンを巻き込んで爆死する。 チャド・デイヴィス(Chad Davis) 演 - ジェームス・ラックリー 日本語吹替 - 佐藤せつじ アメリカ陸軍の軍曹。負傷を恐れない兵士になるため、キリアンに被験者となることを志願し、エクストリミスを投与されたが、身体に適応しなかったため、故郷のローズヒルで爆死事件を起こす。ハーレーによると、「彼は頭がいかれて爆弾を作って自爆し、地獄に落ちたから影を残さずに死んだ」と町の人たちには伝わっている。 ペッパー・ポッツ スターク・インダストリーズCEOにして、トニーの公私ともにおけるパートナー。キリアンに捕われたことでエクストリミスを投与されるが、身体に適応したことでエクストリミス・ソルジャーとなり、その力を活かしてキリアンを打倒。その後は、トニーによって元の体質に戻る。
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