にさんか‐けいそ〔ニサンクワ‐〕【二酸化×珪素】
二酸化ケイ素
二酸化ケイ素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/25 07:12 UTC 版)
二酸化ケイ素(にさんかけいそ、英:Silicon dioxide)は、化学式SiO2で表されるケイ素の酸化物で、地殻を形成する物質の一つとして重要である。シリカ(英: silica[4])、無水ケイ酸、ケイ酸、酸化シリコンとも呼ばれる。純粋な二酸化ケイ素は無色透明であるが、自然界には不純物を含む有色のものも存在する。代表的なシリカ鉱物は石英(英: quartz、水晶)であるが、それ以外にも圧力、温度の条件等の違いにより多様な結晶相(結晶多形)が生成され、自然界では長石類に次いで産出量が多い。マグマの粘性を左右する物質でもある。鉱物以外では植物 (イネ・スギナ・サトウキビなど) にも含有され、生体内にも微量ながら含まれている。
- 1 二酸化ケイ素とは
- 2 二酸化ケイ素の概要
二酸化ケイ素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/04 06:54 UTC 版)
溶岩の主成分は二酸化ケイ素(SiO2)だが、その比率が増えるに従って粘度が上昇する。 二酸化ケイ素の少ない玄武岩を噴出する噴火では、火口から噴出した溶岩は十分に粘度が低く、長い距離を流れ下り、典型的な溶岩流となる(ハワイ諸島や伊豆大島など)。 逆に、二酸化ケイ素を多く含むデイサイトや流紋岩質の溶岩は粘度が非常に高く、マグマが地上に出た場合、溶岩ドームをつくるのが普通で、溶岩流にならないことが多い。そのため、溶岩流を発生させた場合は、厚さが100mを超えるような溶岩流ができることもある(雲仙普賢岳新焼溶岩流の末端など)。 溶岩流の厚さは流紋岩が一番厚く、デイサイト・安山岩・玄武岩の順に薄くなる。
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二酸化ケイ素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/29 21:39 UTC 版)
二酸化ケイ素は特殊なケースで、水、酸(フッ化水素酸を除く)、塩基とも反応しない。実際は熱濃アルカリ溶液にはゆっくり溶け、高温高圧条件において水和する。アルカリ水溶液によるガラス(不純物を含むシリカ)の遅いエッチングは実験室では重要となる。 融解水酸化ナトリウムと反応してケイ酸ナトリウムを与えることから、他の第14族元素の二酸化物のように酸性酸化物として見ることができる。 2NaOH + SiO2 → Na2SiO3 + H2O
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