二酸化ケイ素とは? わかりやすく解説

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にさんか‐けいそ〔ニサンクワ‐〕【二酸化×珪素】

読み方:にさんかけいそ

珪素酸化物天然には水晶石英瑪瑙(めのう)・オパールなどとして産出純粋なものは無色結晶弗化(ふっか)水素融解アルカリ以外に対して安定ガラス水晶発振器研磨剤などに利用化学式SiO2 シリカ無水珪酸


物質名
二酸化ケイ素
英語名
Silica
慣用名
水晶
化学式
SiO2
原子量
60.1
融点(℃)
1550
沸点(℃)
2950
密度(g/cm3
2.65

常温では無色固体様々な結晶相を持つことが特徴で、その代表的なものとして石英水晶)がある。他には鱗珪石コーサイトなど。には溶けない

二酸化ケイ素

英訳・(英)同義/類義語:silicon oxide

SiO2

二酸化ケイ素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/25 07:12 UTC 版)

二酸化ケイ素(にさんかけいそ、:Silicon dioxide)は、化学式SiO2で表されるケイ素酸化物で、地殻を形成する物質の一つとして重要である。シリカ: silica[4])、無水ケイ酸ケイ酸酸化シリコンとも呼ばれる。純粋な二酸化ケイ素は無色透明であるが、自然界には不純物を含む有色のものも存在する。代表的なシリカ鉱物は石英: quartz、水晶)であるが、それ以外にも圧力温度の条件等の違いにより多様な結晶相(結晶多形)が生成され、自然界では長石類に次いで産出量が多い。マグマの粘性を左右する物質でもある。鉱物以外では植物 (イネ・スギナ・サトウキビなど) にも含有され、生体内にも微量ながら含まれている。




「二酸化ケイ素」の続きの解説一覧

二酸化ケイ素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/04 06:54 UTC 版)

溶岩流」の記事における「二酸化ケイ素」の解説

溶岩主成分は二酸化ケイ素(SiO2)だが、その比率増えるに従って粘度上昇する。 二酸化ケイ素の少な玄武岩噴出する噴火では、火口から噴出した溶岩十分に粘度低く長い距離を流れ下り典型的な溶岩流となる(ハワイ諸島伊豆大島など)。 逆に、二酸化ケイ素を多く含むデイサイト流紋岩質の溶岩粘度が非常に高くマグマ地上出た場合溶岩ドームをつくるのが普通で、溶岩流ならないことが多い。そのため、溶岩流発生させた場合は、厚さ100m超えるような溶岩流できることもある(雲仙普賢岳新焼溶岩流末端など)。 溶岩流厚さ流紋岩が一番厚くデイサイト安山岩玄武岩の順に薄くなる

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二酸化ケイ素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/29 21:39 UTC 版)

酸性酸化物」の記事における「二酸化ケイ素」の解説

二酸化ケイ素は特殊なケースで、、酸(フッ化水素酸を除く)、塩基とも反応しない実際は熱濃アルカリ溶液にはゆっくり溶け高温高圧条件において水和する。アルカリ水溶液によるガラス不純物を含むシリカ)の遅いエッチング実験室では重要となる。 融解水酸化ナトリウム反応してケイ酸ナトリウム与えることから、他の第14族元素二酸化物のように酸性酸化物として見ることができる。 2NaOH + SiO2 → Na2SiO3 + H2O

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