亜集団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 02:45 UTC 版)
歴史的に、メモリーT細胞は、エフェクター(TEM)またはセントラルメモリー(TCM)のいずれかの亜型に属すると考えられており、それぞれが独自の細胞表面マーカーの集まりを持っている(下記参照)。その後、組織常在型メモリーT細胞(TRM)、幹メモリーT細胞(TSCM)、バーチャルメモリーT細胞(英語版)(TVM)など、メモリーT細胞の多数の追加亜型が発見された。すべてのメモリーT細胞の亜型に共通しているのは、寿命が長く、抗原に再曝露するとすぐに大量のエフェクターT細胞に拡大できるということである。この機構により、これらの細胞は、以前に遭遇した病原体に対する「記憶」を免疫系に提供する。メモリーT細胞はCD4+またはCD8+のいずれかであり、通常はCD45ROを発現し、同時にCD45RAを欠いている。
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