享受する
読み方:きょうじゅする
「享受する」とは、「享受する」の意味
「享受(きょうじゅ)する」は「受けいれて自分のものにする」こと、「恩恵に与ってそれを堪能する」こと、を意味する語。外部から差し出された、何らかの好ましい物事を、自分のものにして、その好ましさ(利益・恩恵・権利・名声など)を存分に味わうこと。享受するの使い方
「享受する」という表現は、「自由」「権利」「便利さ」「恩恵」といった抽象的で精神的な要素について(「それを自分のものにして堪能する」という意味で)用いられることが多い。「医療サービスを享受する」「支援制度を享受する」といった言い方も少なくない。 「金銭を享受する」とか「金~万円を享受する」といった言い方は、一般的にはあまり用いられないが、誤用というわけではなく、法令関係の文章ではむしろ多用される。享受するの類語と使い分け
「享受する」の類語・類似表現・言い換え表現としては、まずは「受ける」「受け取る」が挙げられる。ただし、どちらにも「ありがたく受け取って満喫する」というニュアンスは特にない。 「受益」は「利益を受ける」という意味であり、「存分に味わう」という意味合いは特に含まれないが、利益を受け取ったら堪能するのが世の常であるので、大抵の場合「享受」の言い換え表現として使える。ただし「受益」は名詞であり、動詞の用法はない(「享受-する」の言い換え表現としては使いにくい)。 「享楽」は「快楽を存分に味わい」という意味の語であり、「受け取る」という意味合いを特に含まない。 「謳歌」は、恵まれた境遇を存分に楽しむこと、その喜びを皆で分かち合うこと、を意味する語。「受け取る」という意味合いは特に含まないが、「平和を謳歌する」「平和を享受する」のように類義語的に使える場合はある。享受するの語源
「享受する」は、名詞またはサ変動詞の「享受」を動詞として用いる語形(の終止形)。「享受」は「享」も「受」もともに「受ける・受け取る」ことを意味する字。一般的な漢語であり(中国語にもある)、特に語源や由来を求めるような種類の語彙というわけではない。享受するのよくある間違い
「享受」は同音異義語の「教授」と間違えやすい。享受する
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「享受する」の例文・使い方・用例・文例
- 今日では私たちが基本的人権を享受するのは当たり前のことだ
- 私は自然の美しさを享受する。
- 次善の策でも弊社としては十分なメリットを享受することができます。
- 女性はなぜ男性と同じ市民権を享受することが許されないのか。
- われわれはお返しに何かを与えないで、それらのものを享受することは当然できないのである。
- われわれがそれらを享受することは出来ないはずだ。
- だれでも自由を享受する権利を持つ。まして人生を享受する権利はなおさらだ。
- 特権を享受する
- 財産を所有する利点を享受する法的権利の行使
- 上級の知的、社会的、または経済的地位を享受する人々の集まり、または階級
- 現代文化を能動的に享受する生活様式
- 日照権という,太陽光線を享受する権利
- 天空権という,人が青空を享受する権利
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