仏教の説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/13 06:13 UTC 版)
仏教では、釈迦によって説かれた言葉を真理と認め、これを規範とし、伝承の正統性は既存の伝承と照合し、「法(Dhamma)」と「律(Vinaya)」に照らして判断するという「四大教法(cattāro mahāpadesā)」の立場がとられた。例外的に『カーラーマ経』 (Kalama Sutta) のように、対告衆によって「聖典の言葉だからといって信じない(mā piṭakasampadānena)」、「推論によって信じない(mā takkahetu)」等という聖教量と比量を認めないことを是認する教説も存在したが、基本的に釈迦の言葉を規範としていた。そのため、ニヤーヤ学派などとの討論のために整備された仏教の論理学も、聖教量を認めた三量説であった。 ところが、陳那が出るに及んで、正しい智であるかどうかは聖教量によって判定されるべきものではなく、自らが論証して判断すべきものであるとして、二量説を立てた。 しかしながら、陳那の系統が衰退したことと、密教などが発展したことなどにより、中国などではふたたび聖教量が認められるようになった。 表 話 編 歴 仏教基本教義 縁起 四諦 八正道 三法印・四法印(諸行無常 諸法無我 涅槃寂静 一切皆苦) 四苦八苦 輪廻 六道 煩悩(三毒)業(三業)解脱 唯識 菩提 仏性 人物 釈迦 十大弟子 龍樹 無著 世親 玄奘 達磨 信仰対象 三宝(仏 法 僧)仏の一覧 (如来 菩薩 明王 天部 垂迹神 高僧) 分類 原始仏教 部派仏教 大乗仏教 密教 神仏習合 修験道 宗派 仏教の宗派 - 仏教系新宗教 地域別仏教 インド 中国 日本 朝鮮 台湾 ベトナム チベット スリランカ ミャンマー タイ 中東 ヨーロッパ アフリカ 中央アメリカ 聖典 三蔵(律蔵 経蔵 論蔵)パーリ語:パーリ語経典漢訳:漢訳大蔵経(大正新脩大蔵経・漢訳仏典一覧)西蔵訳:チベット大蔵経 聖地 ルンビニー ブッダガヤ サールナート クシナガラ 五台山 峨眉山 熊野三山 高野山 比叡山 霊峰 霊場 宗教 ウィキプロジェクト 仏教 ウィキポータル 仏教 この項目は、仏教に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(ポータル 仏教/ウィキプロジェクト 仏教)。
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