入水鍾乳洞 (福島県)
入水鍾乳洞
名称: | 入水鍾乳洞 |
ふりがな: | いりみずしょうにゅうどう |
種別: | 天然記念物 |
種別2: | |
都道府県: | 福島県 |
市区町村: | 田村市滝根町、常葉町 |
管理団体: | |
指定年月日: | 1934.12.28(昭和9.12.28) |
指定基準: | 地6 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | |
解説文: | 結晶質石灰岩からできている大滝根山カルスト台地上のドリーネから地下に吸い込まれた水は,台地の地下を通って標高560mの中腹から流出する。ここが入水鍾乳洞の入り口になる。洞内の水量は多く,甌穴や滝を形成しているところもある。水量が豊富なため浸食が進む一方,新たな炭酸カルシウムの沈殿が起こっており,鍾乳石,石筍など鍾乳洞特有の現象がよく発達する。鍾乳洞は総延長900mあまり。いくつかの観察コースが用意されている。 結晶質石灰岩ヨリ成レル瀧根カルスト台地ノ東側ヲ流ルヽ早稲川ノ水ガ一ドリーネヲ通シテ台地ノモトニ伏流ヲナシ石灰岩ヲ溶カシテ洞窟ヲ作リタルモノナリ 洞窟ハ台地ノ西側ニ開口シ夫ヨリ洞内ニ入ルヲ得洞内水甚ダ多クシテ急流ヲナシ所々ニ瀑布ヲ懸ケ又深キ甌穴アリテ跋渉ノ困難ナルコト他ニ多ク其ノ比ヲ見ズ サレド鍾乳石石筍石柱石幕等ノ洞内沈澱物ハ割合ニ能ク保存セラルヽヲ見ル |
入水鍾乳洞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 14:39 UTC 版)
あぶくま洞の北方約4km(.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯37度21分19.7秒 東経140度39分53.1秒 / 北緯37.355472度 東経140.664750度 / 37.355472; 140.664750 (入水鍾乳洞))に位置する鍾乳洞。1934年12月に国天然記念物に指定されており、あぶくま洞とは別事務所の管轄である。地質的位置づけはあぶくま洞と同じである。総延長は約900mで、名前のとおり洞内は水路が多い。 仙台平の猫杓子ドリーネなどに降った雨水は、この入水鍾乳洞へと流入している。見学ルートはA、B、Cの3種類あり、水への備え無しで見学できるのはAルートのみである。ただしAコースでも時期によって水深に大きな差があり、膝上まで水につかることもある。また大雨の後は入洞できなくなる。洞内にはコウモリの他、サンショウウオやヤスデなどの洞穴生物が生息している。 入水鍾乳洞の流水の水温は2001年の調査時にあぶくま洞よりも1.8℃ほど低く、見学ルートでも一部で水深が数十cmあるために、B、Cルートはそれなりの装備が必要となる。Cルートは原則として案内人付きでなければ立ち入れない。
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入水鍾乳洞と同じ種類の言葉
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