出血性ショックとは? わかりやすく解説

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出血性ショック


しゅっけつせい‐ショック【出血性ショック】

読み方:しゅっけつせいしょっく

大量外出血内出血によって体内循環する血液の量が減少して起こるショック


循環血液量減少性ショック

(出血性ショック から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/14 01:04 UTC 版)

循環血液量減少性ショック(じゅんかんけつえきりょうげんしょうせいショック、: Hypovolemic shock)は循環性ショックの一種であり、血液または血管内細胞外液の不足によるものである[1]

体組織への血流が不十分な状態である[1]。一般的な初期症状には、脱力感、脈圧の低下、心拍数の上昇などがあげられる[2][1]。状態が悪化すると、低血圧錯乱、興奮状態になる[2]。合併症には、電解質異常、腎不全多臓器不全などがあげられる[2]。 循環血液量減少性ショックは、細胞外液または血液量の減少により発生し、出血性ショックとしても知られている[2]。細胞外液の減少は、嘔吐下痢、過剰な尿の生成、暑さ、膵炎などが原因で起こる[2]。血液量の減少は、外傷胃腸出血子宮外妊娠などが原因で起こる[2]。診断は、多くの場合、症状と発症の履歴に基づいて行われる[2]

治療は、失われた液体の種類によって異なる[2]。失血の場合は、出血を止めること、血液製剤の投与、トラネキサム酸の投与、手術が一般的に推奨される[3]。他の液体を失った場合は、晶質液の静脈内輸液の使用が一般的である[2]。根本的な原因にも対処する必要がある[2]。循環血液量減少性ショックの発生頻度は不明である[2]。循環血液量減少性ショックは、怪我の後や子供に最もよく見られる種類のショックである[2][4]

脚注

  1. ^ a b c International Trauma Life Support for Emergency Care Providers (8 ed.). Pearson Education Limited. (2018). pp. 172-173. ISBN 978-1292-17084-8 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l Taghavi, S; Askari, R (January 2020). Hypovolemic Shock. PMID 30020669. 
  3. ^ Hooper, N; Armstrong, TJ (January 2020). Hemorrhagic Shock. PMID 29262047. 
  4. ^ Atluri, Pavan (2006) (英語). The Surgical Review: An Integrated Basic and Clinical Science Study Guide. Lippincott Williams & Wilkins. p. 265. ISBN 978-0-7817-5641-9. https://books.google.ca/books?id=ZR0RKtr7YBoC&pg=PA265 


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