出雲国風土記とは? わかりやすく解説

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いずものくにふどき〔いづものくにフドキ〕【出雲国風土記】

読み方:いずものくにふどき

奈良時代地誌1巻出雲広島編和銅6年713)の詔により撰進された風土記一つで、天平5年733成立出雲地方地勢地名物産伝説などを記す。現存風土記唯一の完本出雲風土記


出雲国風土記

読み方:イズモノクニフドキ(izumonokunifudoki)

古代地誌古風土記一つ現存唯一の完本

別名 出雲風土記


出雲国風土記

読み方:イズモノクニフドキ(izumonokunifudoki), イズモノクニノフドキ(izumonokuninofudoki)

分野 地誌

年代 奈良時代

作者 出雲広嶋監修


出雲国風土記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/05 13:59 UTC 版)

出雲国風土記』(いずものくにふどき)は、出雲国風土記。編纂が命じられたのは和銅6年(713年)5月、元明天皇によるが、天平5年(733年2月30日に完成し、聖武天皇に奏上されたといわれている。「国引き神話」を始めとして出雲に伝わる神話などが記載され、記紀神話とは異なる伝承が残されている。現存する風土記の中で唯一ほぼ完本の状態である。




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出雲国風土記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 23:36 UTC 版)

郡寺」の記事における「出雲国風土記」の解説

元明天皇の詔より作られ各国の風土記は、ほとんどが失われた。ほぼ完全に現存する出雲国風土記には、「寺」・「新造院」・「堂」について記述がある。 出雲国風土記によると、意宇郡舎人郷・教昊寺のみ、「寺」として記載がある。創建者である僧・教昊の法号つけられた寺で、安来市野方廃寺最有力である。出土した瓦は7世紀第4四半期島根県内で最古となり、新羅といえる文様見られたという。 「新造院」は出雲国風土記には郡家からの方位・距離や造営者(7院が郡司層)などが記載されていることから、島根県古代文化センターは、新造院を国家に寺として認可してもらうための施設だと有力視している。ほかに、716年寺院併合例(続日本紀)後に新たに造られ施設だとする説がある。 「堂」は、日本霊異記記述から、瓦葺きでない村落寺院とされ、出雲では神社併設されることがあった。

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「出雲国風土記」を含む「郡寺」の記事については、「郡寺」の概要を参照ください。


出雲国風土記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 04:12 UTC 版)

国譲り」の記事における「出雲国風土記」の解説

『出雲国風土記』では記紀所載国譲り神話のような話は見られないが、意宇郡母理郷の条では大穴持命(大国主神)が自主的に出雲国以外を譲るという伝承語られている。 天(あめ)の下造らしし大神大穴持(おほなもち)命、越の八口(やぐち)を平(む)け賜(たま)ひて還り坐(ま)しし時、長江(ながえ)の山に来(き)坐(ま)して詔(の)りたまひけらく、「我が造り坐して命(し)らす国は、皇御孫すめみま)命、平世(とこよ)に知らせと依さし奉り。但(ただ)、八雲立つ出雲の国我が静まり坐す国と、青垣山(あをがきやま)廻(めぐ)らし賜ひて、玉珍(たま)置き賜ひて守る」と詔りたまひき。故(かれ)、文理(もり)と云ふ。

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出雲国風土記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 01:31 UTC 版)

ツクヨミ」の記事における「出雲国風土記」の解説

千酌(ちくみ)の驛家(うまや)郡家こおりのみやけ)の東北のかた一十七一百八十歩なり。伊佐奈命(いざなきのみこと)の御子、「都久豆美命(つくつみのみこと)」、此處に坐す然れば則ち、都久豆美と謂ふべきを、今の人猶千酌と號くるのみ。 ただし、都久豆美命渡津守護月神で、古くから千酌を守る土着神だったが、朝廷支配強まったため土地人々伊佐奈の子としたのであり、ツクヨミとは関係ないとする説がある。

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