初期のデザイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 16:25 UTC 版)
ECSCや欧州議会の公式旗のほかにも、「ヨーロッパの旗」には様々な代案があった。青地にオレンジの円と赤い十字の国際汎ヨーロッパ連合の旗をヨーロッパのシンボルとして使う案は、そのキリスト教色の強さから、欧州評議会の初期からのメンバーだったトルコにより退けられた。また、白地に旗の大きさいっぱいの緑色の「E」の字を書いた欧州統合運動(European Movement)の旗を使用する案もあった。 オリンピック旗を基にして、青地に銀色の八つの輪を組み合わせたデザインも考えられたが、銀の輪が「電話のダイヤル」に見えたり「鎖」や「ゼロ」を意味するように見られたりするおそれから退けられた。カール・ワイデル・レイモンのデザイン案は青地に大きな黄色い星一つをあしらったものだったが、1830年代に存在したテキサス共和国の国旗や、コンゴ自由国・ベルギー領コンゴに使われていた国旗に似ているとの理由で退けられた。
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