初期の地震計
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 08:13 UTC 版)
一般に世界初の地震計として紹介されるのは中国の後漢時代の張衡による地震計である。これは龍を象った口に球体が不安定に置かれており、一定の大きさの揺れがあると下にある蛙を象った口に落ちるというものである。 その後の地震計の歴史はかなり間があき、18世紀初頭のフランスで考え出された地震計にまで下る。これは溝を付けた皿に水銀を満たして、揺れによって溢れ出た水銀の量で地震の有無と大きさを推定しようとするものである。 初期の地震計は地震の揺れを時々刻々と記録するものではなく、単に一定規模以上の揺れが発生したかどうかを知るための道具であった。
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