前輪駆動
前輪駆動
小型車に多くみられる方式で、エンジンの動力を前輪に伝えて駆動する。パワープラントを前部のエンジンルームに集中して搭載でき、後輪へのプロペラシャフトが不要になるので客室や荷台の床面を低くできる利点があり、室内の居住スペース拡大に寄与する。不利な点は、重量物がフロントに集中し、前軸への荷重配分が65~70%に達するので、操舵、ブレーキ、駆動の負荷が前輪タイヤに集中する。操舵力が重くなるので、軽自動車でもパワーステアリングの装着が多い。コーナリングの最中に、アクセルをオン・オフすると前輪タイヤの接地力に変動が生じて、タックイン、タックアウトの現象が生じるため、サスペンションジオメトリーや基本レイアウトなどの対策が施される。
反対語 後輪駆動参照 4WD
前輪駆動
前輪駆動 (FF)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 18:48 UTC 版)
「日本のバス車両」の記事における「前輪駆動 (FF)」の解説
ネオプランのランプバスなどに見られる、横置きエンジンによる前輪駆動車。ドライブトレーンはすべて前軸付近に集約されるため、床は車両最後端まで平らで低く、背面に乗降用の扉を設けることも可能。運転席の後ろに大きなエンジンルームがあるため、通常、最前部は客室として使われず、前扉とその他の扉との行き来もできない。非常時には、エンジンルームを乗り越えて移動する。 コミューターバスなどに用いられる輸入小型シャーシは乗用車やライトバンのコンポーネントを流用したFF方式となっている。
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