かっ‐て【勝手】
読み方:かって
[名・形動]
1 他人のことはかまわないで、自分だけに都合がよいように振る舞うこと。また、そのさま。「そんな—は許さない」「—なことを言うな」「—に使っては困る」「—にしろ」
2 何かするときの物事のぐあいのよしあし。都合や便利のよいこと。また、そのさま。「この間取りではどうも—が悪い」「使い—(がって)がいい」
[名]
3 自分がかかわる物事のようす・事情。「仕事の—がわからない」「—が違う」「—知ったる他人の家」
4 弓の弦を引くほうの手。右手。左手より力が勝ちやすいからいう。引き手。
[用法] かって・きまま——「団体生活では、勝手な(気ままな)行動は許されない」など、自分の思い通りに振る舞う意では、相通じて用いられる。◇「勝手」は自分だけの都合や判断で行動する意が中心で、「勝手に僕の部屋に入らないでくれ」「勝手ながら休ませていただきます」などでは「気まま」に置き換えられない。◇「気まま」は、「気ままに旅行する」「一人暮らしの気ままさ」のように、他人には迷惑をかけないで、自由に振る舞う意があり、この場合は「勝手」に置き換えられない。◇類似の語に「わがまま」がある。「わがまま」は個々の行動ではなく、態度や性格全体についていう。「一人娘でわがままに育ってしまった」「わがままな振る舞い」
勝手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/09 05:27 UTC 版)
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関連項目
「勝手」の例文・使い方・用例・文例
- はめを外して,勝手気ままに
- 身勝手を許さない
- 彼の勝手になんてさせるものか
- 息子は私の携帯電話を勝手に使う
- 彼の話は才気あるものとはいえなかったので,彼女は彼を勝手にしゃべらせておいた
- 勝手なことをする
- 彼女は娘の勝手気ままを許している
- 多数党は身勝手になりやすい
- 火災訓練の間は子どもを勝手に動かないようにさせて下さい
- 私はあの自分勝手なやつにもう我慢できない
- 身勝手な行為
- 勝手なことを言うな
- 彼女はちょっと勝手じゃないかと思いますね
- 「全員でストライキをするよう投票すべきだと思う」「勝手に決めるなよ!」
- 彼は規則を自分の都合のいいように勝手に解釈した
- 5年契約以外は断じて結べない.承諾するもしないもそちらの勝手だ
- そこへ行きたいのなら,勝手にひとりで行けばいい
- 子どもたちに好き勝手にさせてはいけない
- 彼女はちょっと勝手じゃないかと思いますが
- 使い勝手が良い
勝手と同じ種類の言葉
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