もん‐め【×匁/文目】
匁
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匁(もんめ)(記号:mom)には、以下の二つの用法がある[1][2]。
注釈
- ^ 江戸時代初期鋳造と考えられている加賀花降銀は量目100匁だが、「百目」と表記されている。『日本貨幣収集事典』p81.
- ^ 銀貨の「分」との混同を避けるため、金一分を「一歩」と書いて区別する場合もある(草間(1815).)
- ^ 長さの基本単位は「尺」でありこれを十割として同様に0.1割が1分である。寸は尺の補助単位で1割に相当する
- ^ 天秤による質量の実測値。両替屋の天秤は主に丁銀・小玉銀の質量を計る目的のものである。
- ^ 『新稿 両替年代記関鍵 巻二考証篇』は「二百"九十"匁四分九厘」と記しているなど誤植による異同がある。
- ^ 明治4年5月10日(1871年6月27日)太政官布告第267では、「銭」の異体字である「戔」を用いている。
出典
- ^ 『広辞苑』「匁」p2209.
- ^ a b c 『廣漢和辞典 上巻』「勹部-匁(1410)」,p416.
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- ^ 小泉(1974), p220-222, 345.
- ^ 計量単位令別表第6 項番4、「真珠の質量の計量、もんめ、キログラムの〇・〇〇三七五倍」
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- ^ 計量単位令別表第6 項番4、「真珠の質量の計量、もんめ」
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- ^ mace NOUN3 OED Oxford English Dictionary, mace is of multiple origins. Either (i) a borrowing from Dutch. Or (ii) a borrowing from Malay., Etymons: Dutch maes; Malay mas.
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- ^ 小葉田(1999), p84-87.
- ^ a b 久光(1976), p201-207.
- ^ 明治四年法令全書 明治4年5月10日 太政官布告第267(新貨條例)、コマ番号151/514、p.229、日本量目、一戔、三七五六.五七四ミリガラム 三.七五六五七四ガラム
- ^ 小泉(1961), p.50
- ^ 明治四年法令全書 明治4年9月13日 太政官布告第462号、コマ番号210/514、p.346、「違算ノ廉及ヒ衍文モ有之ニ付左ノ通更正相加ヘ候事」、日本量目ガラム「ゲレイン」比較表ノ内 ガラム、三七五六五七四 → (最後の2桁が)二一 と訂正されている。
- ^ 小泉(1961), pp.50-51
- ^ 法令全書.明治24年 法律 p.2 コマ番号9/609 「第二條 度量衡ノ原器ハ(中略)分銅トス(中略)分銅ノ質量四分ノ十五ヲ貫トス」、p.6 コマ番号11/609 「第五條 匁 三.七五000グラム」、国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ 小泉(1961), pp.65-66
- ^ a b 度量衡令 付表
- ^ a b c 単位の辞典.
- ^ WEIGHTS AND MEASURES ACT (CHAPTER 349) THIRD SCHEDULE Section 40 CUSTOMARY WEIGHTS
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