半グレ
社会との接点を保ちつつ反社会的行為を営む無頼漢およびその集団の通称。暴力団のような完全なアウトローでもなく、健全な一般市民でもない無法者といった意味合いを持つ語。「愚連隊」が比較的近い意味を持つ。
半グレの中心となっているのは元暴走族メンバーなどであり、東京では解散した暴走族「関東連合」の元構成員が多いとされる。青年から壮年まで幅広い年齢の者が含まれ、中には詐欺行為などを足がかりとして実業に乗り出し、ある程度の資産・人脈を築いている者もいるという。
2012年9月に、東京・六本木のクラブで飲食店経営者が集団暴行を受けて殺害された事件が発生した。この事件で襲撃に加わった十数名は関東連合OBおよびその関係者であったとされる。この六本木クラブ襲撃事件では「半グレ」の呼称がたびたびメディアなどで用いられた。
はん‐ぐれ【半ぐれ】
半グレ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/25 09:50 UTC 版)
半グレ(はんグレ[1])とは、日本において暴力団に所属せずに犯罪を行う集団[2][3][4]。半グレ集団ともいう[5]。暴力団に詳しいジャーナリストの溝口敦の命名とされる[2][6]が、「半グレ」という言葉自体は溝口以前から存在する[7][注 1]。2020年11月時点での半グレの人数とグループ数は、警察が把握しただけで約4,000人(約60グループ)もいると推定されており、2019年末時点の六代目山口組の構成員数に匹敵する[24]。
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