名古屋機関区(名ナコ)
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「国鉄キハ80系気動車」の記事における「名古屋機関区(名ナコ)」の解説
「ひだ」 「南紀」 1975年3月10日ダイヤ改正で名古屋 - 金沢間「ひだ」1往復運用移管による金沢運転所からの転入により配置基地となった。当初は6両編成x1本と予備車4両の計10両という少数配置であったが、1976年10月1日ダイヤ改正では「おき」キハ181系化の余剰車12両が向日町運転所から転入し「ひだ」2往復を名古屋 - 高山間に増発し、7両編成化を実施。 1978年10月2日ダイヤ改正では、紀勢本線新宮電化により「くろしおを381系電車へ置換えた上に同駅で系統分割されたため余剰車36両が和歌山機関区から転入。系統分割された非電化区間となる名古屋 - 紀伊勝浦間に「南紀」3往復を設定し充当。また「ひだ」は1往復増発され4往復となった。 1980年10月1日ダイヤ改正で運用が終了した鹿児島運転所から16両が転入したものの同数の老朽車が廃車。1982年にも向日町から余剰車9両が転入し老朽車5両を廃車。同年11月15日ダイヤ改正で6両編成へ統一したことから両列車は共通運用となった。 以後は民営化まで定期運用を終了した函館・向日町から状態が良好な後期製造車で老朽化した初期車を置換える転配を行い、1985年3月14日ダイヤ改正で「ひだ」は金沢発着1往復を飛騨古川発着に変更した上で5両編成へ、「南紀」は4両編成へ短縮。1986年から一部車両で普通車座席を117系電車や185系電車と同様の転換クロスシートに交換などの特別保全工事を施工。1987年4月1日の民営化時点で50両が東海旅客鉄道(JR東海)へ継承され、引き続き「ひだ」4往復「南紀」5往復で運用された。 なお当区配置車はすべて他車両基地からの転入車でキシ80形配置ならびに転出経歴がなく、国鉄時代ならびに民営化後も同区で廃車されるという特徴がある。 名古屋機関区所属車両転入履歴一覧 転入年月前所属キハ82キハ80キロ80備考1975年3月金沢4・5・9・18 19・22・23・27 9・11 「ひだ」運用移管1976年10月向日町20・21・42 21・30・3562・63・66・67 38・39 「ひだ」3往復化1978年10月和歌山65・72 - 7782・84・88・89・99 51・60・61・64・69102 - 104・113 - 118・142 43 - 47・5355・59・60 「ひだ」4往復化「南紀」3往復充当1980年10月鹿児島30・31・35・40 96 - 101・110119・120・125 - 127 老朽車置換え1982年7月向日町83・85・9091・93・94 136・138・162 1985年4月96 - 98・105 133 56 1985年9月 129 57・58 1986年11月函館 48・51・61・62 備考 JR化以降の承継車ならびに経緯は#JR東海を参照のこと
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