周防正季
周防正季
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/03 17:12 UTC 版)
「ハンセン病に関連した人物」の記事における「周防正季」の解説
周防正季(1885-1942) 明治18年(1885年)滋賀県生まれ。愛知県立医学専門学校卒業。県立岡崎病院、内務省防疫官補を経て開業した。のち韓国にわたり、警察部衛生課長になり、麻薬中毒撲滅に没頭。京城大学でモルフィネの研究で博士号を取得した。昭和8年小鹿島慈恵医院院長に就任した。昭和14年には収容人数6000名の大療養所(小鹿島更生園)を完成した。昭和15年、日本癩学会総会を主催した。入所者に対する日本の習慣の押し付け(神社参拝)、患者待遇の悪化、食料の欠乏、日本の植民地支配への反感などがあり、昭和17年6月20日、患者から刺殺された。勅任官刺殺事件として注目を浴びた。勲三等に叙勲され、皇太后より祭祀料が下賜された。
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