回頭とは? わかりやすく解説

回頭

読み方:かいとう

船や車の向き変えること。

回頭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/12 06:02 UTC 版)

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回頭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/25 00:17 UTC 版)

ヴィクトリア (戦艦)」の記事における「回頭」の解説

トライオンは、第1戦隊構成する6隻の戦列(左列)を率いて旗艦ヴィクトリア座乗し、8ノット前進していた。副将のヘイスティングス・マーカム少将は5隻からなる第2戦隊(右列)を率いて戦艦キャンパーダウンにあったマーカム通常の旗艦戦艦トラファルガーだったが、修理中だった)。トライオンは、彼に珍しく部下士官演習計画について事前に話し合っていた。それは、2つ艦隊内側に180度逐次回頭させるというもので、これにより進行方向逆になり、間隔400ヤード(370m)まで狭まることになっていた。そしてこの隊形で数マイル航行したのち、減速して90一斉回頭して港に向かい、夜までに投錨する、という計画であった。それを聞いた士官たちは、その運動によって両戦隊は1,200ヤード(1,100m)ほど近づくため、両戦隊少なくとも1,600ヤード(1,500m離れてなければならない、と進言したが、実はそれでさえ安全のため余裕としては不十分だった通常の艦の旋回半径考慮すれば、操艦終了後400ヤード間隔を残すためには2,000ヤード間隔必要だったのであるトライオンは、士官進言対し8ケーブル(1,300m)の間隔の必要を認めたが、実際に戦隊送られ信号は6ケーブル(1,000m)だった。彼の部下士官のうち2人はその命令良いのかどうか、おそるおそる質問したが、トライオン無愛想にそれでよいと言ったトライオンは8.8ノットへの増速命じた後、15時頃に両戦列の全艦に対して内側への180度回頭して進路反転させるよう命じ信号送ったしかしながら、各艦の戦術的旋回半径800ヤード特別な操艦行った場合には600ヤード)であり、間隔が1,600ヤード以下であった場合には衝突の危険があった。 命じようとした艦隊運動は、信号書にあらかじめ決められているものではなかったため、トライオン2つ戦隊次のような別個の命令送った。 「第2戦隊艦隊序列維持しつつ左舷16点回頭せよ」(「16点」は32方位で180度に相当) 「第1戦隊艦隊序列維持しつつ右舷16点回頭せよ」 この「艦隊序列維持しつつ(preserving the order of the fleet)」というフレーズについて、艦隊運動の開始時点右舷戦列が、運動終了時にも右舷であることを意味している、とする見解がある。この見解は'The Royal Navy' Vol VII415から426ページ述べられており、それによればトライオン1つ戦隊外向きに回頭させるつもりだったことを示唆している、ということになる。 部下何人かは、トライオン何を計画しているかを知っていたにもかかわらず異議唱えなかった。別の戦列指揮を執っていたマーカム危険な命令戸惑い受諾したことを示す信号掲揚遅れた。これに対してトライオンは「何を待っているのか?」という趣旨信号送った指揮官による公然非難さらされマーカムは、ただちに自らの戦隊に回頭の開始命じた後日、2隻の旗艦乗っていた何人も士官が、トライオン土壇場になって新し操艦命じるものと予測し期待していたと語った

※この「回頭」の解説は、「ヴィクトリア (戦艦)」の解説の一部です。
「回頭」を含む「ヴィクトリア (戦艦)」の記事については、「ヴィクトリア (戦艦)」の概要を参照ください。

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