圧延(あつえん)
アルミ塊を溶解し、引き伸ばし、アルミニウムの板や箔をつくることです。アルミ塊は主にスラブが使われます。日本では、圧延業はアルミ産業の上流に位置し、業界に対するプレゼンスが高くなります。圧延
圧延機の上下に組み付けられているローラーの隙間に、加工しようとする金属材料を高温または常温で通し、ローラーを押し付けて板状に薄くしたり、H型材、鋼管、線材や棒材などにする加工法をいう。圧延方法にはおもに薄板の圧延を代表として冷間圧延、厚板、形や棒などを加工する熱間圧延の2とおりがある。自動車用車体部品には、一般的に熱間圧延鋼板(板厚1.4~6mm)および冷間圧延鋼板(板厚0.4~3.2mm)が使用されている。外板などの見栄えを重視するものや大きな内板では、重量を軽くしたい場合は基本的に1mm以下の冷延鋼板が多用されている。
参照 熱間圧延鋼板、シートメタル、冷間圧延鋼板圧延
圧延
圧延
圧延
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 07:26 UTC 版)
鋳造で製造された半製品に力を加えて「鍛える」ことで、所定の形状の製品に加工する作業を圧延と呼ぶ。ハンマーのような物体で叩きながら鍛えることを鍛造と呼ぶが、圧延も基本的には同じことを行う。圧延は多くの場合、ハンマーの役目をロールが担っている。 圧延には大きく分けて、材料が赤くなるほど熱を加え、再結晶温度以上で圧延する熱間圧延(熱延)と、材料を常温のままで、もしくは多少の熱を加えただけで圧延する冷間圧延(冷延)の2種類がある。 鋳造で作られた中間製品は、まず熱間圧延で加工され、その後必要に応じて冷間圧延にも回される。また、工程中に熱処理を行うことで、製品の強度や性質を細かく制御する技術が進んでいる。圧延の結果、厚板・薄板・形鋼・鋼管などの各種鉄鋼製品が完成する。これらは必要に応じて表面処理(めっき・塗装・研磨など)が行われたあと、検査を経て、出荷可能な製品として倉庫に移送される。
※この「圧延」の解説は、「製鉄所」の解説の一部です。
「圧延」を含む「製鉄所」の記事については、「製鉄所」の概要を参照ください。
圧延
「圧延」の例文・使い方・用例・文例
- 自動車には圧延鋼板が使われている。
- 圧延機械で(金属)を転がり出す
- まるで上から圧延されたかのように下向きに平らになる、または背部と腹部の表面に沿って平らになる
- 金属がシートとバーに圧延される製鋼所
- 鉄道車両または他の車両が走行できる沿線を作る圧延鋼材の平行棒あるいは一組の棒
- 圧延機の部品としてのアイドルロール
- 圧延する
- 種々の形の断面をもつ,棒状の圧延鋼材
- コントロールドローリングという,金属の圧延法
- サイザーという,金属管をつくる圧延機械
- 銅を圧延や押し出しなどによって加工すること
- スキッドマークという,圧延材料の部分的温度差によって現われる模様
- スラブという圧延鋼材
- センジミアミルという圧延機械
- 熱間圧延という,金属の圧延方法
- 分塊圧延という,鋼の圧延方法
- マンドレルミルという圧延機械
- 圧延機の部品としてのワークロール
- セクションミルという,鋼を圧延する機械
- ストレッチミルという圧延機械
圧延と同じ種類の言葉
品詞の分類
- >> 「圧延」を含む用語の索引
- 圧延のページへのリンク