地獄少女
地獄少女
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第1話 夕闇の彼方より 『なかよし』2005年11月号 依頼者【清水まり】 ターゲット【早瀬さつき】 第2話 甘い罠 『なかよしラブリー』2005年秋の号 依頼者【由香】 ターゲット【森崎】 第3話 堕ちたアイドル 『なかよしラブリー』2006年冬の号 依頼者【黒川さくら】 ターゲット【松島薫】 第4話 聞こえぬ叫び声 『なかよし』2006年1月号 依頼者【純子】 ターゲット【本条】 第5話 あぶない課外授業 『なかよし』2006年2月号 依頼者【鈴木優】 ターゲット【矢崎】 --ここまで単行本1巻に収録 第6話 銀盤の影 『なかよし』2006年3月号 依頼者【斉藤えり】【石塚マリエ】 ターゲット【佐伯あずさ】(2人が同じ人を地獄送りにした) 第7話 家族 『なかよし』2006年4月号 依頼者【千晶】 ターゲット【西條百合絵】 第8話 いびつな愛 『なかよし』2006年5月号 依頼者【つかさ】 ターゲット【長澤ユウキ】(主役・佐々木茗) 第9話 迷い猫 『なかよし』2006年6月号 依頼者【麻紀】 ターゲット【高峰】 第10話 トモダチ 『なかよし』2006年7月号 依頼者【吉川あずさ】 ターゲット【関根瞳】 番外スペシャル4コマ 『なかよし』2006年5月号・DVD第1巻 - 第5巻 --ここまで単行本2巻に収録 第11話 暗闇のアルバイト 『なかよし』2006年8月号 依頼者【藤井まゆ】 ターゲット【中谷】 第12話 偽りのテスト 『なかよし』2006年9月号 依頼者【小島さおり】 ターゲット【早坂正臣】 第13話 裏切りの恋 『なかよし』2006年10月号 依頼者【加奈】 ターゲット【ゆかり】 番外編 かりぬい 『なかよしラブリー』2006年9月号 依頼者【莉絵】 ターゲット【柴田仙太郎】 (莉絵が途中で地獄流しをやめるよう頼んだ) 番外編 さくらうた 単行本描き下ろし 番外スペシャル4コマ 『なかよし』2006年9月号・DVD第7巻 - 第8巻 --ここまで単行本3巻に収録 序章 単行本描き下ろし 第14話 悲しみの旋律 『なかよし』2006年11月号 依頼者【相原結】 ターゲット【父親】 第15話 仔犬のワルツ 『なかよし』2006年12月号 依頼者【菜々】 ターゲット【ボランティアのおばさん】 第16話 美しき友情 『なかよし』2007年1月号 依頼者【富田】 ターゲット【北野シホ】(主役・渡辺真琴) 第17話 偽地獄通信 『なかよしラブリー』2007年冬の号 依頼者【林晃子】 ターゲット【落合(西川)】(主役・白石早苗) 番外スペシャル4コマ 『二籠』製作発表会・『二籠』DVDBOX第1巻 きくり日記 単行本描き下ろし --ここまで単行本4巻に収録 第18話 笑顔のアイドル 『なかよし』2007年2月号 依頼者【吉井歩】 ターゲット【雅絵】 第19話 地獄へのたより 『なかよし』2007年3月号 依頼者【新田恭子】 ターゲット【北村征次郎】(主役・大塚千春) 第20話 愛の日々 『なかよし』2007年4月号 依頼者【山崎有紗】 ターゲット【正木】 第21話 地獄からの願い 『なかよし』2007年6月号 依頼者【瑞穂】 ターゲット【佐藤秀夫】 番外スペシャル4コマ 『二籠』DVDBOX第2巻 - 第3巻 --ここまで単行本第5巻に収録 (話数なし) 女子の秘密 『なかよし』2007年5月号 依頼者【光】 ターゲット【矢野真悟】 --アンソロジー「地獄少女 閻魔あいセレクション 激こわストーリー」に収録 特別番外編 遅刻少女 『なかよし』2007年4月号 第22話 地獄への依頼 『なかよし』2007年7月号 依頼者 【上原あすか】ターゲット 【上原あすか(あいから地獄の幻覚を見て、学校の屋上から落ちそうになるが未遂)】 第23話 明るい夢 『なかよし』2007年8月号 依頼者【高嶋翠】 ターゲット【詐欺師の男】 スペシャル番外編 『なかよしラブリー』2007年夏の号依頼者【彩華】 ターゲット【借金取りの男】(警察に逮捕されたため、未遂) 第24話 恋の勝ち組 『なかよし』2007年9月号 依頼者/ターゲット【折原】契約した後死亡(原因は不明)ターゲット【古谷】 (主人公 / 依頼者ちなみ(折原を地獄に流そうとしたが先に折原が糸を解いた)) --ここまで単行本第6巻に収録 第25話 いらだちの瞬間 『なかよし』2007年10月号 依頼者【ななえ】 ターゲット【ムカつく先生】 / 依頼者【杏奈】 ターゲット【ななえ】 第26話 小さな後悔 『なかよし』2007年11月号 依頼者【環】 ターゲット【容疑者の男】 / 依頼者【辻】 ターゲット【父親】(環の説得と、父親の事故死により、断念) 第27話 ひまつぶし 『なかよし』2007年12月号 依頼者【椎名莉子】 ターゲット【桜井】 番外編 紙風船ふわり (骨女の過去話)『なかよし』2月号増刊 『なかよしラブリー』 依頼者【泉】 ターゲット【トモキ】 --ここまで単行本7巻に収録 単行本はいずれもKCなかよしから発行されている通常版と、KCプレミアム扱いの特装版がある。特装版は表紙イラストが同一絵柄の色違いである・ピンナップと地獄あわせが同梱されているなどの違いがある。第1巻のみ限定特装版と銘打っていたが、実際には好評により増刷されている。ISBN情報は永遠幸の項目を参照。 第28話 あたたかな心 『なかよし』2008年1月号 依頼者【平山恵】 ターゲット【先輩】 第29話 アイドルの彼女 『なかよし』2008年2月号 依頼者【美緒】 ターゲット【悠一】 第30話 静かな湖畔 『なかよし』2008年3月号 依頼者【竹山】 ターゲット【柿沼ゆきの】 第31話 明るいクラスメイト 『なかよし』2008年4月号 依頼者【池田弥生】 ターゲット【宮平かれん】 第32話 自慢のお姉ちゃん 『なかよし』2008年5月号 依頼者【森頼子】 ターゲット【三木マリカ】/依頼者【森英子】ターゲット【森英子】 第33話 連鎖 『なかよし』2008年6月号 きくり日記 単行本描き下ろし --ここまで単行本8巻に収録 第34話 彷徨(前編) 『なかよし』2008年7月号 第35話 彷徨(後編) 『なかよし』2008年8月号 第36話 あいぞめ 『なかよし』2008年9月号 番外編 湯けむり地獄、旅の宿 『なかよし』9月号増刊 『なかよしラブリー』 番外スペシャル4コマ 『二籠』DVDBOX第4巻 --ここまで単行本9巻に収録 作品は殆どが1話完結だが、30話と33話は登場人物が同じでつながっている。 『なかよし』連載時と単行本では話数表記が異なる。『なかよし』では連載話数、『なかよしラブリー』では話数表記なし、単行本では『なかよしラブリー』掲載分を含めた通し話数になっている。ここでは単行本の表記に準じる。単行本2巻では、作者コメントが『なかよし』連載版に準じた話数で表記されている(単行本の表記より2話分少ない)。単行本4巻の作者コメントも、第17話「偽地獄通信」を雑誌掲載時と同じく番外編と表記している。
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地獄少女
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閻魔 あい(えんま あい) 声 - 能登麻美子 / 演 - 岩田さゆり / 荒井萌 / 玉城ティナ 本作品の主人公。小柄で、やや古風なデザインの黒いセーラー服を着た、おとなしそうな長髪の少女。サクランボが好物。 地獄通信にアクセスした依頼人の怨みの感情に共鳴する(具体的には「地獄通信」に依頼が入り、部屋のパソコンが自動起動した際)と、黒地に菊の花をあしらった振袖(『二籠』では花の種類が増え、『三鼎』では手鞠の模様。『宵伽』では蝶と薔薇の模様。)を着て、地獄少女として依頼を忠実に遂行する。 三藁からは「お嬢」と呼ばれている。基本的には朴念仁で常に冷静沈着。『二籠』では多少は感情を表に出す場面もあり、第十話で駄洒落を口にして受けなかった際には顔をほのかに赤らめている。 右手首(第1期第八話でのみ左手首)には、ターゲットを地獄へ流すための仕事道具である、鈴が付いた数珠のようなものを着けている。 ターゲットを地獄へ流す際の決め台詞は、「闇に惑いし哀れな影よ。人を傷つけ貶めて。罪に溺れし業の魂(たま)。いっぺん、死んでみる?」。 ターゲットを乗せた舟を漕いで地獄へ続く川を下る際には、「この怨み、地獄へ流します」(テレビドラマ版では、「この怨み、地獄に流します」)。この場面では、あいがターゲットに依頼人の怨みを代弁するかのように声をかけることがある。 普段は祖母と2人で、周囲に家が存在しない夕暮れに包まれた里(本記事では便宜上、「夕暮れの里」と呼称)に住んでいる。外観は古い藁葺き屋根の家屋で、庭一面に彼岸花が咲いている。その縁側や部屋の中で、あいは紙風船や折り紙、ビー玉でささやかに遊ぶほか、縫い物などをしながら暮らしている。また、縦笛を練習したり、金魚を金魚鉢から出したりすることもある(第1期オープニングアニメーションより)ほか、不機嫌な時は障子に指で穴を開ける。地獄少女として出陣する前には襦袢へ着替え、家の隣に流れる川で禊を行う。その際には、あいの祖母が声だけ登場する。 契約は、古来日本に伝わる丑の刻参りではなく、藁人形の首に結ばれた赤い糸が解かれることによって成立する。 依頼人を地獄へ流すために絶大な力を秘めており、周囲の空間を一変できるほどの黒い光線や、古びた寺社を簡単に吹き飛ばせるほどの青白い炎を放つ。そういった異能については、第1期第二十話で三藁を軽々と無力化したジルさえ地獄へ流すほど強力であるが、肉体自体は腹部を蹴られただけでも酷く痛がるダメージを受けてしまうほど華奢であることが、『三鼎』第六話で描かれている。 正体は、安土桃山時代に村のためと称して「七つ送り」の人柱にされた少女・あいである。両親や好意を寄せていた幼馴染の少年・仙太郎と共に七つ送りの掟を破り、罰として両親と共に地中へ埋められて人柱にされた際、仙太郎が村人による強要を拒み切れずにあいへ土を被せてしまったことから、仙太郎と村人たちへ強い怨みを抱きながら土中で死んでいった。その後に怨霊となって蘇り、暴走した怨みによる祟りの炎で、故郷・六道郷(むつみごう)を全滅させた。 「お前は己の怨みを解き放ち、新たな怨みを生み出した。その罪は重い」との人面蜘蛛の言葉からも、その罪を償うために地獄少女として働く責務を課せられる。これは、村を全滅させてしまった代償とはまた別のものである。そして、責務を果たしていく数百年間、自らの使命について考え続けていた。 輪入道の台詞によれば「お嬢が寡黙なのは、地獄で課せられた罰を私心を閉ざして遂行しているため」。第1期終盤で初めて感情を露にした後、『二籠』、『三鼎』と過ごすにつれてわずかながら赤面したり不機嫌な表情を見せたり、ラジオ番組へハガキを投稿してその結果に反応するといった、人間味を感じさせる描写も見られるようになる。 『二籠』最終話では掟に背き、悪辣な住民たちから迫害されていた拓真を助けるため、地獄流しから解放して現世で過去の自分と同様に白襦袢姿の人間へ戻った後、自らの罪や地獄流しに対する結論を出す。その結論とは、自らの死をもって怨みの連鎖を断ち切ることであった。やがて両親の魂が解放される中、自らが地獄へ消えることを経て責務を完了する。漫画版では、この時点から御景ゆずきへ憑依する時点(西暦2018年)までに現世では10年以上が経過しており、その間に地獄通信の公式サイトも消失していた。 『三鼎』では、霊として現世と冥界の狭間をさまようゆずきへ地獄少女としての役割を引き継がせるため、彼女に憑依することで復活を果たす。依頼遂行の際の「変身」も、ゆずきの絶叫と共に彼女の体内から蝶の羽化のように出現し、輪入道に乗らないままターゲットのもとへ参じるなど、過去2作とはまったく異なるものとなっていたが、六文燈籠の日に地獄から魂を送られたことで、ゆずきの身体から離脱した(漫画版では、身体を取り戻した後はゆずきへ憑依する前と同様の「変身」を行っている)。その後、ゆずきが自らの運命を受け入れて地獄少女と化したと同時に地獄へ一時帰還するが、彼女が掟を破って私怨で地獄流しを行おうとした際にはそれを制止するため、再び現世へ姿を現す。最後は、ゆずきの罰を代わりに受けて彼女を成仏させ、自らは人間の恨みが無くなるまで(事実上、人間が現世から1人残らずいなくなるまで)解放されない、永遠の地獄少女となった。 『宵伽』最終話では寒河江ミチルが2人目の地獄少女と化したが、エピローグの描写から、あいとミチルが別個に地獄少女として併存するようになったことがうかがえる。 御景 ゆずき(みかげ ゆずき) 声 - 佐藤聡美 『三鼎』で、あいの次に地獄少女と化した少女。 詳細は「#御景ゆずき」を参照 藤堂 まりや(とうどう まりや) 漫画『地獄少女R』で、ゆずきの次に地獄少女と化した少女。 詳細は「#藤堂まりや」を参照 寒河江 ミチル(さがえ ミチル) 声 - 和多田美咲 『宵伽』のキーパーソン。深緑色のワンピースを着ている11歳の少女。当初は自分が誰なのか思い出せない霊として、あいや三藁、そして地獄流しを依頼した人々の前に現れては、「本当にそれでいいの?」と問いかけていた。 生前は大正時代に生まれ、商社勤めの父(声 - 辻井健吾)は同じ長屋で暮らす住人たちから人望を集めていた。ところが、そのことから大家一家から強い妬みを買い、大家の息子と仲間の2人に河童が出るという噂のある池に強引に連れ出された後、池に突き落とされそうになってしまう。その際に発生した偶然の事故の結果、ミチルは自力で助かったが自分を殺そうとした大家の息子たちが溺死し、子供の仇という大義名分を得た大家夫婦の弾圧と、それに同調して態度を一転させて父への恩を忘れた長屋の住人たちから、村八分に遭う。その後、長屋の住人によって大家の屋敷の蔵に10日間も監禁されるが、その室内に落ちていた江戸風鈴の音で両親に居場所を知らせ、一旦は救出される。しかし、大家たちに取り囲まれて蔵から出られないまま父を撲殺され、両親と共に監禁されたうえでの放火に遭い、母(声 - 熊谷海麗)に守られながらも焼死する。 ミチルの記憶はここまでだったが、実は焼死した後、大家たちへの強い怨みを抱きながら業火を呼び起こしたうえ、焼け落ちていく蔵からさらに業火を町中へ放ち、大家夫妻や長屋の住人だけでなく町民たちをも巻き込んで祟り、町を全滅させるという罪を背負っていたことを、あいに促されて思い出す。 こうして2人目の地獄少女と化したミチルは、あいのもとから自分のもとへ移った山童を従え、地獄流しを始める。ただし、理不尽に感じた依頼の場合は断るほか、「天国へ行けなくなる」と再考を促す場合もあるなど、あいとは異なる道を私情入りで模索する様子が描かれている。依頼者に藁人形を手渡す際の背景も夕暮れの里ではなく、路面電車が走るモダン建築の立ち並ぶ大正時代風の都市である。また、地獄流しの際には赤い牡丹をあしらった緑色の振袖を着ているうえ、口上も「天に背きし憐れな影よ。人の痛みに瞼を閉ざし、過ち犯せし咎の魂。いっぺん、死んでみる?」と、あいのものとは一部異なっている。
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