堀と土塁とは? わかりやすく解説

堀と土塁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 06:10 UTC 版)

三宅御土居跡」の記事における「堀と土塁」の解説

居館跡敷地堀内)は、東西190メートル南北約110メートルで、およそ二町分規模を持つ大規模なものであった。ただし、全体的な形は正方形長方形ではなく、東辺が北側長く延びているブーツ形をしているため、珍しい形状である。敷地両辺東西)は土塁残っており、東土塁が長さ87メートル・高さ5m西土塁が長さ53メートル・高さ4.5メートルである。また、現存する東西土塁の他に、南側にも高さ1.5メートル土塁跡が見つかっているが、一部途切れており、周囲よりもせり出た地形正面出入口虎口)の可能性指摘されている。 居館跡周囲は、全周渡って堀が設けられており、益田川から引き込まれ満たされていた水堀とされる東西土塁外側の堀は幅10メートル深さ2.5〜3メートル箱堀北側の堀は幅1016メートル深さ1.5メートルであり、南側は幅2025メートルの川をそのまま堀としていた(当初は、幅4.2メートル深さ1.5メートル程度の浅い堀が存在していたが、後代埋め立て帯曲輪にされている)。

※この「堀と土塁」の解説は、「三宅御土居跡」の解説の一部です。
「堀と土塁」を含む「三宅御土居跡」の記事については、「三宅御土居跡」の概要を参照ください。

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