増鏡とは? わかりやすく解説

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ますかがみ【増鏡】

読み方:ますかがみ

南北朝時代歴史物語17巻増補本もある。著者二条良基説が有力。応安年間(1368〜1375)に成立か。治承4年(1180)後鳥羽天皇誕生から元弘3=正慶2年(1333)後醍醐天皇還幸までの歴史編年体記したもの。四鏡の一。


増鏡〈後崇光院御筆/〉

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増鏡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/27 17:01 UTC 版)

増鏡』(ますかがみ)は、南北朝時代歴史物語。いわゆる「四鏡」の一つで、成立順と内容の双方で最後に位置する作品である。


注釈

  1. ^ 一条経嗣の実父である二条良基を作者とする説は江戸時代には存在しており、水戸藩の「彰考館目録別本」には塙検校所蔵応永本からの引用として「園摂政良基作」と記載され、幕末には大沢清臣、明治時代には松本愛重・関根正直、大正時代には佐藤仁之助・坂井衡平、昭和に入ると岡一男・石田吉貞・松村博司・手嶋靖生・木藤才蔵らが唱えたことで有力となった[9]

出典

  1. ^ a b c d e f 井上 1983b, p. 385.
  2. ^ a b 日本国語大辞典』第二版「ます‐かがみ 【真澄鏡】」
  3. ^ a b c d 井上 1983b, p. 395.
  4. ^ 西沢 1982, p. 50.
  5. ^ a b c 井上 1983b, p. 396.
  6. ^ a b 小川 2000, p. 8.
  7. ^ 井上 1983b, p. 398.
  8. ^ 井上 1983b, pp. 397–398.
  9. ^ 西沢 1982, p. 50・56-67.
  10. ^ 井上 1983b, pp. 396–397.
  11. ^ a b c 井上 1983b, pp. 395–396.
  12. ^ a b 小川 2000, p. 10.
  13. ^ 西沢 1982, p. 53-54.
  14. ^ 西沢 1982, p. 51-52.
  15. ^ 西沢 1982, p. 59.
  16. ^ 井上 1983b, pp. 398–399.
  17. ^ 小川『二条良基研究』(笠間書房、2005年)P568-570・586-588
  18. ^ 小川『二条良基』(吉川弘文館【人物叢書】、2019年)P202-205.
  19. ^ 井上 1983b, pp. 389–391.
  20. ^ 井上 1983b, pp. 391–392.
  21. ^ 小川 2000, pp. 2–4.
  22. ^ a b c 井上 1983b, pp. 392–393.
  23. ^ 小川 2000, p. 4.
  24. ^ 西沢 1982, p. 64-67.
  25. ^ 井上 1983b, p. 392.
  26. ^ 小川 2000, p. 3.
  27. ^ 宮内三二郎「『増鏡』の原形態」『とばすがたり・徒然草・増鏡新見』(明治書院、1977年)の説(初出:1971年)。


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