多言語
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 06:03 UTC 版)
「わげもん〜長崎通訳異聞〜」の記事における「多言語」の解説
時代設定は江戸時代末期の1849年(嘉永2年)で、鎖国中ではあるものの対オランダと対清朝中国との交流・貿易が認められていた「国際都市」長崎の描写として、多言語でのせりふが作中で使用された。主人公の伊嶋壮多はオランダ語を独学で学び、出島のオランダ商館員とオランダ語での会話を試みたり、その後森山栄之助から英語を学び、その森山自身もラナルド・マクドナルドから英語を学ぶ場面などが描写された。また唐人屋敷では中国語での会話が交わされ、壮多が交流を深めたカイが発するハワイ語の一句が物語展開のキーワードになったり、ハワイ人漂着者たちがハワイ語の詩歌であるオリを詠える場面もあり複数の言語が使われた。さらには当時東インドのバタヴィア(現インドネシア・ジャカルタ)がオランダ領だったこともあり、オランダ商館員たちに連れてこられたインドネシア人従者がインドネシア語であいさつするなどの場面も描かれた。
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