大谷廟堂
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大谷廟堂(おおたにびょうどう)は、浄土真宗の宗祖とされる親鸞の墓所である。『御伝鈔』によると「吉水の北の辺」とあり、京都市東山区林下町付近にあったと推定される。現在その場所には、知恩院の塔頭「崇泰院」(そうたいいん)が建ち、門前に「親鸞聖人旧御廟所」・「大谷本願寺故地」の石碑が立つ。
- ^ 『存覚一期記』延慶2年条に「妙香院領法楽寺敷地事」と記されており、大谷本廟が妙香院門跡領に建っていたことが判明するとともに、当時の青蓮院門跡である慈深(一条実経の子)は、兼帯していた妙香院門跡の職務として裁定したものであることも判明する(大田壮一郎「初期本願寺と天台門跡寺院」大阪真宗史研究会 編『真宗教団の構造と地域社会』(清文堂出版、2005年) ISBN 4-7924-0589-0 P19-23より)。
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