女子ラグビーワールドカップとは? わかりやすく解説

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ラグビーワールドカップ (女子)

(女子ラグビーワールドカップ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/17 05:59 UTC 版)

ラグビーワールドカップ (女子)
スポーツ ラグビーユニオン
主催 ワールドラグビー
創設 1991年
チーム数 12
最新優勝  ニュージーランド (2021年)
最多優勝  ニュージーランド(6回)
ウェブサイト https://www.rugbyworldcup.com/

女子ラグビーワールドカップは、1991年ウェールズ第1回大会が行われ、ワールドラグビーの主催により4年ごとに行われる女子ラグビーの世界一決定戦、世界選手権に当たる。

沿革

2017年大会から、男子ワールドカップの中間年に実施することが決まったが、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により2021年大会は2022年に開催された[1]。次回の女子大会は2025年にイングランドで開催される[2]

2019年8月21日、ワールドラグビーは、ラグビーワールドカップ女子大会(Women’s Rugby World Cup)について、性別に関する記述「Women's」を取り除くことを発表した[3][4]。これにより、ワールドカップは男子大会・女子大会のいずれも、「ラグビーワールドカップ」という名称となる。

2021年ニュージーランドでの女子大会(実際は2022年に延期開催)は「ラグビーワールドカップ2021」(Rugby World Cup 2021)となり[5]、続いてフランスで開催の男子大会は「ラグビーワールドカップ2023」(Rugby World Cup 2023)となる。

ワールドラグビーは、法人企業「ラグビーワールドカップリミテッド(RWCL)」を作り、ワールドカップの運営管理を行っている[6][7]。オーストラリアで開催される2027年男子大会と2029年女子大会では、ワールドラグビーとオーストラリア協会との合弁企業を作り、運営される予定[8]

2025年大会からロゴが一新され、それまでの「U」をデザイン化したものから[9][10]、ラグビーボール型の楕円内に「RWC」の文字を入れたものになった[11][12]

歴代開催国・優勝国

各大会の結果

回数
開催年
開催国 決勝戦 3位決定戦 参加数
優勝 得点 準優勝 3位 得点 4位
第1回
(1991年)
ウェールズ
アメリカ合衆国
19-6
イングランド

フランス
同率3位
[注釈 1]

ニュージーランド
12
第2回
(1994年)
スコットランド
イングランド
38-23
アメリカ合衆国

フランス
27-0
ウェールズ
12
第3回
(1998年)
オランダ
ニュージーランド
44-12
アメリカ合衆国

イングランド
31-15
カナダ
16
第4回
(2002年)
スペイン
ニュージーランド
19-9
イングランド

フランス
41-7
カナダ
16
第5回
(2006年)
カナダ
ニュージーランド
25-17
イングランド

フランス
17-8
カナダ
12
第6回
(2010年)
イングランド
ニュージーランド
13-10
イングランド

オーストラリア
22-8
フランス
12
第7回
(2014年)
フランス
イングランド
21-9
カナダ

フランス
25-18
アイルランド
12
第8回
(2017年)
アイルランド
ニュージーランド
41-32
イングランド

フランス
31-23
アメリカ合衆国
12
第9回
(2021年)
ニュージーランド
ニュージーランド
34-31
イングランド

フランス
36-0
カナダ
12
第10回
(2025年)
イングランド 16
第11回
(2029年)
オーストラリア 16
第12回
(2033年)
アメリカ合衆国 16

歴代大会開催実績

開催国 試合数 総入場者数 1試合平均
入場者数
決勝戦会場 備考
第1回 1991  ウェールズ 15 - - カーディフ / カーディフ・アームズ・パーク
第2回 1994  スコットランド 31 - - エディンバラ / Edinburgh Academicals RFC
第3回 1998  オランダ 40 - - アムステルダム / NCRAスタジアム英語版
第4回 2002  スペイン 32 - - バルセロナ / エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス
第5回 2006  カナダ 30 - - エドモントン / コモンウェルス・スタジアム
第6回 2010  イングランド 30 - - ロンドン / トゥイッケナム・ストゥープ
第7回 2014  フランス 30 - - パリ / スタッド・ジャン=ブーアン
第8回 2018  アイルランド 30 45,412 1,514 ベルファスト / キングスパーン・スタジアム英語版
第9回 2021  ニュージーランド 26 - - オークランド / イーデン・パーク

脚注

注釈

  1. ^ 3位決定戦が行われ、フランスが勝利した。ただしこの試合は当初の計画にはない。この試合の結果は大会のいかなる公式記録にもなく、またニュージーランド協会の国際戦記録にもない。

出典

  1. ^ 女子ラグビーワールドカップ2021 大会概要 | J SPORTS【公式】”. www.jsports.co.jp. 2023年2月6日閲覧。
  2. ^ world.rugby. “Rugby World Cup 2025 | World Rugby” (英語). www.rugbyworldcup.com. 2023年2月6日閲覧。
  3. ^ ラグビーマガジン編集部 (2019年8月22日). “女子ラグビーW杯の大会名から「女子」外す。ワールドラグビーが平等の問題に率先して主導へ。”. Rugby Republic 2019. Baseball Magazine Sha Co., Ltd. 2019年11月18日閲覧。
  4. ^ World Rugby announces gender neutral naming for Rugby World Cup tournaments』(プレスリリース)World Rugby、21 August 2019https://www.world.rugby/news/44425022 August 2019閲覧 
  5. ^ world.rugby. “ホーム | ラグビーワールドカップ 2021ニュージーランド” (英語). www.rugbyworldcup.com. 2023年2月6日閲覧。
  6. ^ world.rugby. “ラグビーワールドカップ2019試合会場視察を実施中 | ラグビーワールドカップ”. www.rugbyworldcup.com. 2024年2月5日閲覧。
  7. ^ ASCII. “迫るラグビーワールドカップ2019 日本に何を残すのか”. 週刊アスキー. 2023年2月6日閲覧。
  8. ^ world.rugby. “サー・ロッド・エディントン、ラグビーワールドカップ2027大会と2029大会の独立理事長に就任 | ラグビーワールドカップ”. www.rugbyworldcup.com. 2024年2月5日閲覧。
  9. ^ Auckland Rugby Union”. www.aucklandrugby.co.nz. 2024年8月8日閲覧。
  10. ^ News, Americas Rugby (2016年11月9日). “Pools drawn for Women’s Rugby World Cup 2017” (英語). Americas Rugby News. 2024年8月8日閲覧。
  11. ^ worldrugby.org. “New visual identity revealed as Rugby World Cup embraces exciting future and rugby’s unique energy | ワールドラグビー”. www.world.rugby. 2024年8月8日閲覧。
  12. ^ Rugby World Cup 2025” (英語). Rugby World Cup 2025 England (2024年6月29日). 2024年8月8日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • Rugby World Cup(英語)(フランス語)(スペイン語)(日本語)

女子ラグビー・ワールドカップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 09:54 UTC 版)

ラグビー女子日本代表」の記事における「女子ラグビー・ワールドカップ」の解説

1991年第1回次いで1994年第2回女子W杯招待され出場し第2回大会スウェーデンから1勝を挙げたが、1998年第3回大会には「最近テストマッチ実績乏しい」として招待されなかった。 1994年1998年の間には外国チーム招待しアメリカ北太平洋沿岸代表のロガーズ(Loggers)を1996年11月16日から同29日まで迎えた。このときの招待チーム地元シアトル1998年北米チャレンジカップNorth American Challenge Cup開かれると、ロガーズ選手出迎えアテンド受けて9月1日から同8日まで日本代表として参加している。またニュージーランド現地リバティーフィールズ(クライストチャーチ)と縁ができ、2001年8月16日から同21日現地出向くことに結びついた。対戦相手強豪カンタベリーの胸を借り大差敗れている(89-0)。 第4回大会当初書類選考のみで出場国決定することになっていたが、2000年11月に、日本香港サモアの3ヵ国でアジア・太平洋地区予選行い上位2ヵ国に出場与えること、同年7月日本サモアを12-10で破った試合予選として扱うことが決定された。この時点日本出場獲得決定的になったが、12月には香港にも62-0で勝ち、これで正式に出場決まった。本大会2002年5月バルセロナ開催され日本オランダ37-3破って男子より先にW杯2勝目上げ出場16国中14となった。 その直前2002年4月女子ラグビー連盟日本ラグビーフットボール協会JRFU)に正式加盟したことで、日本女子ラグビーは公式に認められ存在となったこの年3月25日から同30日カナダ訪問ブリティシュコロンビア州において現地チーム対戦しJRFU加盟後同年4月16日から同22日にかけて前述ニュージーランドからカンタベリーCanterbury)を招待してエンブレムをまとい、国際試合臨んでいる。 2006年に本大会開催され第5回W杯では出場枠16から12減らされ日本アジア実績最上位カザフスタン出場を争うことになったアジア予選2005年6月タイ行われたが、日本初戦香港78-0で勝つも、決勝カザフスタン3-19敗れ、本大会出場逃した2010年第6回W杯カザフスタン壁を破ることができず、2大会連続出場得られなかった。 2014年第7回W杯雪辱期したカザフスタン敗退3度目足止めとなった2017年第8回W杯カザフスタン予選不参加だったこともありアジア・オセアニア予選を1位で突破して4大会ぶり4回目W杯出場果たした2021年第9回W杯ニュージーランド開催予定した前年アジア最終予選香港会場に、当初2020年3月18日開幕発表された。日本カザフスタン香港総当たり戦から勝ち上がるワールドカップ本戦へ、また準優勝敗者復活戦への出場得られるはずであったしかしながら、いったんは同年5月8日開始延期決め2月中旬)、ラグビーフットボール世界連盟5月11日付で本戦2022年持ち越す発表する至った。なお2022年実施にあたり観客利便性重んじて対戦カード週末集中させ、選手体調管理配慮し最低5日間の休養日を設けたことにより、開催期間従来35日から43日に延びる。これは大会の方式改訂1日に行う試合数を3試合増やして試合数の消化対応するという。

※この「女子ラグビー・ワールドカップ」の解説は、「ラグビー女子日本代表」の解説の一部です。
「女子ラグビー・ワールドカップ」を含む「ラグビー女子日本代表」の記事については、「ラグビー女子日本代表」の概要を参照ください。

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