女真とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 社会 > 社会一般 > 民族 > 女真の意味・解説 

じょしん〔ヂヨシン〕【女真】

読み方:じょしん

中国東北地方東部から沿海州原住地とするツングース系民族10世紀以降遼(りょう)の支配受けたが、1115年完顔(ワンヤン)部の阿骨打(アクダ)が諸部族統一して金を建国華北進出して南宋対峙(たいじ)したが、1234年蒙古滅ぼされた。明末17世紀には、建州女真ヌルハチ後金(のち清)を建て、満州族による中国支配基礎築いた女直


女真

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/09 17:32 UTC 版)

女真(女眞、じょしん、満洲語: ᠵᡠᡧᡝᠨ 転写:jušen)は、女直(じょちょく)ともいい、満洲松花江一帯から外興安嶺(スタノヴォイ山脈)以南の外満洲にかけて居住していたツングース系民族。民族の聖地長白山(白頭山)とする。10世紀ごろから記録に現れ、17世紀に「満洲」(「マンジュ」と発音)と改称した。「女真」の漢字は女真語の民族名「ジュシェン」(または「ジュルチン」)の当て字である。




「女真」の続きの解説一覧

女真

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 23:41 UTC 版)

大水滸シリーズの登場人物」の記事における「女真」の解説

麻哩招吉水滸伝女真族の有力軍閥の長。容赦のない性格捕虜過酷扱い交渉のためにやって来た魯智深投獄する阿骨打アクダ) (水滸伝女真族若き長。女真族でも特に支配厳し生女真に属する。自分たちを抑圧する遼の打倒考えており、武装蜂起のために力を蓄える。物語後半蔡福・蔡慶らによる武器調達きっかけ梁山泊と、そして終盤楊令係わりを持つことになる。梁山泊支援受けて遼に反旗を翻し、金を樹立した武松たちと意気投合するほど快活豪胆だが、ときには理不尽に耐える忍耐強さ併せ持つ。なお、史実より若く描かれており、また登場時の女真族での立場史実より相当に低い。 (楊令伝)金の初代皇帝。幻王(楊令)の協力得て遼を圧倒するが、遼に味方する熟女真との同族争い部族内の権力抗争苦慮し、夢半ばで病に倒れる。彼の早すぎる死は、梁山泊の対童貫戦における戦略楊令国家構想大きな修正余儀なくさせた。楊令とは兄弟分のような仲で最大理解者でもあり、彼の葛藤心境の変化にも気付いていた。楊令と共に南北漢民族女真族の国を作り共存するという夢を抱いていた。 『岳飛伝』で兀朮阿骨打ならば遼の名将だった蕭珪材使いこなすことができたと回想し蕭珪材活用できなかった自分たちを恥じている。また父が志半ば倒れたために楊令交わしたであろう何らかの約束守れなかったとも推測している。 完顔成水滸伝阿骨打副官生女真の出身で遼の支配に耐え続けていたが、阿骨打決起従い共に転戦する。 (楊令伝)金の将軍。幻王楊令従い転戦し金建国後元帥として軍を統括楊令梁山泊帰還する際に、彼に縁のある女達保護頼まれたため、弟の胡刺児に託した。後に斡離不撻懶と共に宋への侵攻軍を指揮する。根が実直ゆえ、阿骨打亡き後朝廷や軍内部不協和音悩んでいる。その行動地位は、史実での粘没喝に近い。斉建国に伴う平定戦で岳家軍連敗兀朮との交代という形で解任される。総司令官としての軍才は欠けていたが、民族前歴囚われずに金軍編成した公平さ撻懶評価された。その後軍政面を統括する立場に就く。 (岳飛伝粘罕の死と金文官不足により宰相務める。自らが宰相の器でないことを自覚しており、病に倒れたのを機に撻懶宰相職を譲る。その後宮中整備儀仗兵指揮といった名誉職に就く。 真婉水滸伝女真族女性で、蔡慶の妻。間に一児蔡豹をもうけるが、遼の襲撃で夫を失う。 (楊令伝蔡慶死後、女真の風習により彼の兄・蔡福再婚するが、後に首を吊って自殺した死に至るまで長年にわたり蔡豹蔡福への憎悪語り続け蔡豹の心に深い傷を残す。 蔡豹水滸伝蔡慶真婉息子物心つく前に、遼の襲撃壊滅し父を失う。 (楊令伝伯父蔡福育てられるが、やがて母と結婚した蔡福恐れ嫌う。母の自害衝撃を受け、その身を案じた武松伴われ王進預けられた。秦容旅立った後は王進唯一の弟子となる。梁山泊へ行く気はないが、自分将来決めかねている成長してもなお、蔡福に対して憎悪消えずにいる。余談だが、連載時には王慶偽名名乗る場面があった(単行本ではカットされた)。 (岳飛伝蔡福の死は知っている憎しみ消えておらず、賊徒との争闘ではそれを剥き出しにしていた。母と慕っていた公淑が病に倒れ彼女を喪うことを恐れていたが、公淑最期看取った後は王清と共に埋葬した王進死後子午山降りて金貸しをしていたが、取り立てのため訪れた陳家燕青再会彼の命により商売始めることになる。 以降王清同じく梁山泊連なる米商人として南宋対す物流戦略一端を担ううになる。やがて陳麗華愛し合うようになり、それがきっかけ過去憎悪清算する。だが孟康頼み聞き入れて買い占めた米を売らなかったために存在炙り出されてしまい、黄広配下襲撃を受ける。陳麗華守って奮戦するも二人とも殺害され、その亡骸関係者おびき出すための餌として晒し者にされるという無残な最期を遂げた

※この「女真」の解説は、「大水滸シリーズの登場人物」の解説の一部です。
「女真」を含む「大水滸シリーズの登場人物」の記事については、「大水滸シリーズの登場人物」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「女真」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「女真」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



女真と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「女真」の関連用語

1
女直 デジタル大辞泉
100% |||||

2
女真語 デジタル大辞泉
94% |||||



5
満州族 デジタル大辞泉
58% |||||





10
建州女真 デジタル大辞泉
52% |||||

女真のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



女真のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの女真 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの大水滸シリーズの登場人物 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS