宗教観・道徳観とは? わかりやすく解説

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宗教観・道徳観

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 02:23 UTC 版)

ジェームズ・ミル」の記事における「宗教観・道徳観」の解説

スコットランド長老派信仰により育てられたが、若い頃ミルはジョーゼフ・バトラーの「宗教類推 Analogy of Religion」というパンフレット知り天啓自然宗教理神論もともに斥ける立場をとった。死後の世界地獄用いて現世の生活を律する当時キリスト教嫌悪気持ちで見るようになり、やがてはルクレティウスのようにすべての宗教道徳的悪として反対する。人類の起源については、神の起源同じく知ることはできない、と主張したミル道徳上の理想像ソクラテスであり、息子ジョンにもその確信植えつけた。人生観の点ではストア派エピクロス派犬儒学派性格それぞれ受け継いでおり、実利的であるかどうか、ある行為快楽生む苦痛生むかで善悪基準設けた。しかし晩年には特に、支払ねばならない代償見合うだけの快楽ほとんどない、と考えようになった。ゆえに最大の徳は「節制」であり、これが教育中心になるべきである。 「感情」がむやみに強調される現代風潮は、古代比較して嘆かわしい習慣であり、正し行為のためには障害となる、とも考えた行為者動機よりも行為そのもの善悪効用)を判断すべきである、と。

※この「宗教観・道徳観」の解説は、「ジェームズ・ミル」の解説の一部です。
「宗教観・道徳観」を含む「ジェームズ・ミル」の記事については、「ジェームズ・ミル」の概要を参照ください。

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