実業家・プロレスラーへの転身
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「貴闘力忠茂」の記事における「実業家・プロレスラーへの転身」の解説
2010年(平成22年)10月1日、貴闘力は江東区扇橋に焼肉店「焼肉本店ドラゴ」を開店した。ドラゴとは、イタリア語で龍を意味する。この命名者は弟弟子だった第65代横綱の貴乃花で、看板を揮毫して開店初日に店を訪れた。また、開店時に元幕内・駿傑を雇用するなど、引退力士の再就職支援も行っている。貴闘力は、現役時代より神戸牛を扱う地元・兵庫県の企業と懇意で、牛肉の仕入れ先を確保していたことから焼肉店経営者として成功した。それ以外にも「相撲=がっつり、がっつり=肉、肉=牛肉、牛肉=神戸、神戸=貴闘力、貴闘力=相撲」の連鎖が生み出す物語性、SNS映え、高原価率なども成功要因とされている。 その一方、相撲協会を解雇されて以降も貴闘力は賭博をやめられず、ギャンブル依存症と診断された(後述)。以降、患者として様々なフォーラムやシンポジウムに参加し、カジノ法案に反対する立場からメディアの取材にも応じている。 2013年(平成25年)1月19日、貴闘力は納谷家の家族とともに大鵬の臨終に立ち会った。大鵬は離縁後も貴闘力と三女を心配し「いつでも帰っておいで」と言っていたという。しかし、葬儀への参列は認められなかった。 2014年(平成26年)4月16日、リアルジャパン代々木競技場第二体育館大会でリングネームの「貴闘力」として参戦し、大仁田厚・矢口壹琅とプロレスデビュー戦を行い、勝利した。第三戦となる2015年(平成27年)1月12日のレジェンドプロレス後楽園ホール大会以来、プロレスの試合からは遠ざかっている。同年4月に初代タイガーマスク基金チャリティーパーティーの会見で「曙とやります。間違いなく」と発言していたが、対戦は実現していない。 貴闘力は「本業(焼肉店経営)が忙しい。借金があるのではなくプロレスは『好き』でやっていた」という考えや、2017年には長男の納谷幸男がプロレスデビューしてからはリングから遠ざかっている。2020年1月、元番記者とイベントで会った折に「プロレスは引退というより、商売が忙しいし、条件が合えばまたやることもあるかもしれない」と話した。同年12月23日に東京ソラマチ8階ドームガーデンで行われた「大仁田厚 VS クロちゃん!クリスマス最終決戦!スカイツリー路上電流爆破プロレス!」(無観客試合)の第3試合では、経営する焼肉店内で選手たちの大暴れに乱入、店の外で長男の納谷幸男と合体攻撃を見せている。
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