庁旗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 07:45 UTC 版)
アメリカ海洋大気庁の庁旗は、その前身機関の一つである米沿岸測地測量局 (United States Coast and Geodetic Survey; USCGS) の旗に修正を加えたものである。USCGSの旗は、青地の旗の中央に白色の円が描かれ、さらにその円のなかに赤色の三角形が内接するもので、1899年に制定され、1970年まで使用されていた。これは当局の測量で三角測量を利用したことを象徴化しており、任務にあたる測量船で掲げられた。 1970年にNOAAが設立され、それまでのUSCGSの資産がNOAAの一部分となると、USCGSの従来の旗を基に、新たにNOAA独自の旗を制定した。NOAAの旗は本質的にはUSCGSの旗そのものだが、新しい旗にはNOAAのロゴ(羽ばたく海鳥を模した白いシルエットが円を上方のダークブルーと下方のライトブルーの部分に分けたもの)が赤い三角形に内接するように組み込まれた。職務中のNOAA所属の船舶に掲揚された。マストが一つの船ではペナントあるいは(文民行政官か旗官が乗船の際には)個人旗のすぐ真下に掲げられる一方、マストを複数もつ大型の船舶では最前方のマストのマストヘッドに掲揚される。また、NOAA所属の船舶はアメリカ海軍やアメリカ沿岸警備隊等の礼式と同様に、国籍旗として星条旗を掲げる。
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