廻しとは? わかりやすく解説

まわし〔まはし〕【回し/×廻し】

読み方:まわし

回すこと。回転させること。「皿—」「ねじ—」

人や物、また物事を、順に移した送ったりすること。「患者のたらい—」「返済翌月—にする」「後—」

からだに巻いたり、まとい着けたりするもの。

ふんどし。特に、力士が腰に着け締め込み

㋑「化粧回し」に同じ。

㋒「二重回し」に同じ。《 冬》

遊女複数の客をかけもちでとること。

金銭やりくりまた、利益の上がるように金銭運用すること。

「米の売り様、金銀の—をだに心得たらば、召し抱へられん」〈仮・浮世物語・一〉

会合などを輪番で行うこと。

「言ひ合はせて随意講の—始まれり」〈咄・醒睡笑・六〉

上方で、私娼である白人(はくじん)の元締め

「元は牢人衆の娘御達とやら、と早偲ばしく詞残して、—が方へ走り行き」〈浮・禁短気・三〉

回し方」の略。

あっちら大尽がやけを起こしてやり手や—を呼んで」〈黄・艶気焼〉


廻し

読み方:まわし

サ行五段活用動詞廻す」の連用形、あるいは連用形名詞化したもの


廻し

読み方:もとおし

【文語】サ行四段活用動詞廻す」の連用形、あるいは連用形名詞化したもの

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廻し

読み方:まわし

  1. 廻。遊女一夜数人の客と接すること。遊里語。まはしをとる。「紙のへどはいてはさせるまはしぼぼ」。
  2. 娼妓幾人もお客を取ること。即ち遊廓娼妓一夜数人お客を取つて、順番に客の部屋廻りて肌を触れて廻ることをいふ。〔花柳語〕
  3. 娼妓幾人もお客を取つて、順番枕席侍すること。〔花柳界
  4. 娼妓幾人も客を取ること。即ち遊廓娼妓一夜数人の客を取つて、順番に客の部屋廻りて肌を触れて行くことをいふ。
  5. 〔俗〕娼妓幾人もの客をとり順に枕席に侍ること。
  6. 娼妓一夜幾人もの客をとつて順次にその枕席に侍べることをいふ。
  7. 娼妓幾人もの客をとり、順に御機嫌をとりに行くこと。
  8. 娼妓幾人もお客をとること。つまり、遊廓娼妓一夜幾人もの客をとって、順番に客の部屋まわって肌をふれてまわること。まわしぎょくともいう。〔花柳界
  9. 娼妓一人何人もの客をとること。廻わつて相手するところより。〔花〕
  10. 〔花〕遊郭娼妓一夜幾人もの客をとって順番に客の部屋廻って肌をふれてまわること。「まわしぎょく」ともいう。

分類 花柳界花柳語、花/風俗


廻し

読み方:まわし

  1. 褌のことをいふ。俗にふんどし」といへど「ふどし」の方が正しい。盛衰記に「鎧ぬぎおき、ふどしをかき」とある。〔情事語〕

分類 情事

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廻し

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/25 07:27 UTC 版)

廻し[1][2][3]/回し[1][2][3](まわし、歴史的仮名遣:まはし)とは、競技神事として行われる相撲で用いられる被服の一種。ふんどしの一種であることから、相撲褌ともいう。締め込み/締込み(しめこみ)[4]ともいう。




「廻し」の続きの解説一覧

廻し

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 06:17 UTC 版)

ふんどし」の記事における「廻し」の解説

廻しは、日本国技相撲や一部の裸祭り奉納相撲使われる特殊な褌。色・材質・締め方が他の褌とは異なる。詳細は廻しを参照

※この「廻し」の解説は、「ふんどし」の解説の一部です。
「廻し」を含む「ふんどし」の記事については、「ふんどし」の概要を参照ください。

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「廻し」の例文・使い方・用例・文例

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