後世の芸術作品への影響とは? わかりやすく解説

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後世の芸術作品への影響

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 02:13 UTC 版)

ホメーロス」の記事における「後世の芸術作品への影響」の解説

ホメーロス実在したか、あるいは1つ人格であるのかといった問題さておきホメーロス古代ギリシアにとって、最初の最も高名な詩人であり、古代ギリシア文化教養多く彼に負っていると言っても誇張ではない。また「西洋文学の父」として、古代ギリシア古典期ヘレニズム時代ローマ時代、(西欧ギリシア語知識部分的に失われた中世は除く。この時代ホメーロス文学ギリシア人支配階層となった東ローマ帝国ビザンツ帝国ビザンティン帝国)に受け継がれ東ローマ官僚知識人の間ではホメーロスの詩を暗誦できるのが常識とされていた)、ルネサンスから現代に至るまで、ホメーロス西洋文学において論じられている。 文学 ヴィクトル・ユーゴーは『ウィリアム・シェイクスピア』においてホメーロスのことをこう書いた――「世界生まれホメーロスが歌う。この夜明けである。」 オノレ・ド・バルザックホメーロス極めて高く位置付けてこう書いた――「その国に一人ホメーロス与えるというのは、神の領域への侵犯ではないか?」 ホメーロス盲目の詩人であり、身体的な障害詩的な天分埋め合わせたのだと当初考えられていた。このため後世数多く高名な詩人作家たちが盲目であるためにホメーロス結び付けて考えられた。例を挙げれば叙事詩失楽園』の著者ジョン・ミルトンセルビアのguzlar[訳語疑問点]のFilip Višnjić[訳語疑問点]、ドゴン族狩人Ogotemmêli[訳語疑問点]、さらに最近ではアルゼンチン作家詩人ホルヘ・ルイス・ボルヘスなどである。 ルキアノス多く対話篇においてホメーロス登場させている。 イスマイル・カダレの『Hに関する書類フランス語版)』は、ホメーロス問題解決する野望持ちラプソドスたちの口承叙事詩記録すべくアルバニア訪れた2人ホメーロス学者物語である。 絵画 レンブラント・ファン・レインホメーロス胸像前にしたアリストテレス』(1653) シャルル・ニコラ・ラファエル・ラフォン『ホメーロスのために歌うサッポー』(1824) ドミニク・アングルホメーロスの神格化フランス語版)』(1827) オーギュスト・ルロワール『ホメーロス』(1841) ウィリアム・アドルフ・ブグローホメーロス案内人』(1874) 彫刻 アントワーヌ=ドニ・ショーデホメーロス』(1806) フィリップ=ローラン・ロラン(フランス語版)『ホメーロス』(1812)

※この「後世の芸術作品への影響」の解説は、「ホメーロス」の解説の一部です。
「後世の芸術作品への影響」を含む「ホメーロス」の記事については、「ホメーロス」の概要を参照ください。

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