きょう‐ふ【恐怖】
恐怖
恐怖
恐怖(里子)
恐怖(沈黙)
恐怖
恐怖
作者谷崎潤一郎
収載図書人間みな病気
出版社福武書店
刊行年月1991.11
シリーズ名福武文庫
収載図書潤一郎ラビリンス 1 初期短編集
出版社中央公論社
刊行年月1998.5
シリーズ名中公文庫
収載図書人間みな病気
出版社ランダムハウス講談社
刊行年月2007.11
シリーズ名ランダムハウス講談社文庫
恐怖
恐怖
恐怖
恐怖
恐怖
恐怖
恐怖
恐怖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 08:23 UTC 版)
「ツァボの人食いライオン」の記事における「恐怖」の解説
貨車での遭遇以降、しばらくの間人食いライオンはツァボを避けていてパターソンたちを襲うような行動はとらなかった。パターソンはこの期間中に、ある考えを思いついた。それは、2-3人の労働者を危険な目には絶対遭わせずに「おとり」に使うような罠を作れば人食いライオンを捕えることができるのでは、というものであった。 パターソンは早速罠の作成にとりかかった。材料となったのは、枕木やトロッコのレール、電線の切れ端や重い鎖などで、彼の考えでは十分に頑丈な出来栄えであった。罠はおとりとなる人間用の部屋と、ライオンを閉じ込めるための部屋に分けられ、2つの部屋の間は枕木とレールを利用して作った堅牢な鉄格子がはめ込まれていた。ライオン用入り口は、ネズミ捕りと同じ要領で餌となるおとりを捕まえなくてもドアが閉まるように工夫されていた。パターソンはライオンの目を欺くため、罠の上にテントを張り、さらに周囲を特別に強力なボマで囲んだ。最初の2-3日はパターソン自身がおとり役となって罠に入っていたが、なかなか眠れないうえに蚊の襲撃を受けただけで特段の変事はおこらなかった。 他のキャンプはときどき人食いライオンの襲撃を受けていて、パターソンもその情報はつかんでいた。しかしツァボは完全にライオンの攻撃対象を外れていたため、労働者たちはすっかり安心した日々を過ごしていた。そこに油断が生じ、ツァボに恐怖が再び忍び寄ってきた。 ライオンが再度襲撃を始めたのは、大勢の労働者が涼を求めてテント外で就寝していた夜だった。突然起こった叫び声と悲鳴で夜の平穏は破られ、パターソンを始めとした人々はライオンがツァボに再び狙いを定めたことを思い知らされた。そのライオンはボマに1頭で闖入し、発見者によって鳴らされた警鐘や、たいまつやこん棒、石などの攻撃も意にも介さず、労働者を1人捕えた。ライオンはボマの外でもう1頭のライオンと合流して、大胆なことにテントから30メートルも離れていない地点で労働者を食べ始めていた。労働者の頭がライオンたちに向けて数発発砲したものの、ライオンは「食事」を済ませるまでその場を離れようとしなかった。 パターソンはこの事件後、1週間以上ライオンを待ち伏せてみたが、すべてが徒労に終わった。毎晩のようにライオンはパターソンの裏をかいてキャンプを襲い、翌朝には労働者1名が欠けているのが常態になっていた。パターソンもこの事態には意気阻喪し、ライオンたちは本当に「悪魔」で「不死身」なのではないかと考えるまでになっていた。パターソンは周囲の気を引き立たせるために、昼間の密林の中でライオンを追跡する仕事を始めたが、これも成功しなかった。役人や軍の将校たちもツァボを訪れて毎夜の見張りを手伝ったが、ライオンはこれも避けて犠牲者の数を毎晩のように増やしていた。 ライオンが駅から労働者をさらった上に、パターソンのいるキャンプのそばまで運んできてそこでむさぼり食うというできごとさえ起った。パターソンの耳にはライオンが骨をかむ音や満足げに喉を鳴らす音までがありありと聞こえ、その音は数日間彼の耳に残って離れなかった。たとえ外へ出たとしても労働者を救うことは不可能とわかりきっていたため、パターソンは無力感にさいなまれた。パターソンが滞在しているボマの近くにいた数名の労働者もこの事態に怯えきって、パターソンのボマに入れてほしいと大声で救いを求めた。パターソンは快く彼らを迎え入れたが、彼らと一緒に病人が1人いたことを思い出して聞いてみると、置き去りにしてきたことがわかった。パターソンはすぐさま労働者数名を率いて病人を連れてこようとしたが、到着したときには病人は仲間に見捨てられたショックのためにすでに絶命していた。 事態は悪化の一途をたどり、ライオンたちはますます大胆にふるまうようになっていた。これまでは1頭のみが労働者たちを襲い、もう1頭は外の藪の中で待っていた。しかし2頭は一緒に行動するようになり、それぞれがボマに押し入って労働者を1人ずつ襲うまでとなった。 11月の最終週には、スワヒリ人の運搬労働者2名が襲われた。1人はライオンがすぐに連れ去って食べたが、もう1人はボマのイバラに引っかかったために連れ去りは免れた。その労働者は何とか助け出すことができたが、重傷だったため病院に着く前に絶命した。その2-3日後には、ツァボ駅からほど近い位置にあった地区で最大級の労働者キャンプが襲撃された。2頭のライオンは真夜中にキャンプに押し入り、恐れおののく労働者たちを襲って不幸な犠牲者をさらい、キャンプのすぐそばでむさぼり始めた。一連の騒ぎは、かなり離れた距離にあるパターソンのボマからもはっきりと聞き取れた。監督官のダルゲヤンズがライオンのいる方向に50発以上発砲したものの、ライオンを追い払うことさえできず、2頭は「食事」が済むまでその場にとどまっていた。 翌朝になってから、パターソンたちはライオンの追跡を試みた。砂上には折れた肢のつま先でつけたような痕跡が残っていたため、ダルゲヤンスはライオンのうち1頭を負傷させたものと確信していた。痕跡を追っていくうちに不気味な唸り声が聞こえ、一行はライオンのそばに来ていたことに気づかされた。注意深く前進してやぶをかき分けてみると、前夜さらわれた労働者の遺体が残されていた。一行がライオンのつま先で付けた痕跡と思い込んでいたのは、引きずられて連れ去られた労働者の指が残したものであった。ライオンはすでに立ち去っていて、一行は遺体の残骸を葬ってから戻るしかなかった。 連続する惨劇によって、労働者たちは恐慌状態に陥った。12月1日の午後、キャンプに戻ったパターソンを待ちうけていたのは作業を放棄した労働者の一団であった。彼らはパターソンに『これ以上どんなことがあってもツァボにはとどまらない』と宣言した。『政府のために働く約束でインドから来たのであって、ライオンなどの餌食になるために来たのではない』、というのが彼らの主張であった。 労働者たちは最初に通りかかった汽車を止めて乗り込み、ツァボから逃げ出した。このため、鉄道工事は完全にストップした。その後3週間は、ツァボに踏みとどまった労働者たちのために「ライオン対策」を施した小屋を作る以外の作業はできなかった。小屋は貯水タンクの上や、屋根、はてはガードの上など、およそ安全であろうと思われる場所にはどこにでも作られた。テント内に穴を掘って、重い丸太で上を覆ってからそこで眠る者もいた。多くのベッドが手ごろな木に結びつけられたが、ときには木の耐えうる限界以上にまでなった。ライオンが夜中にキャンプを急襲したとき、たくさんの労働者が1本の木に殺到して逃れようとしたため、その木が折損した。木に登った労働者たちはまさにライオンの目前に投げ出される状態となったが、そのときは別の犠牲者を手中にしていたライオンは彼らに興味を示さず、全員が命拾いした。
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恐怖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/18 16:28 UTC 版)
「ファイナルファンタジーXIの戦闘システム」の記事における「恐怖」の解説
一定時間、恐怖して逃げ惑う(PCから逃げる様に移動し始め、攻撃してこなくなる)特殊な状態変化。
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恐怖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/11 14:57 UTC 版)
『無限のフロンティアEXCEED』に登場。自分のCOMゲージが30%下がる。単体では習得せず、「博打」「式占」使用時のみ登場する。
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恐怖
出典:『Wiktionary』 (2021/10/24 03:43 UTC 版)
名詞
関連語
翻訳
- アイルランド語: eagla (ga) 女性
- アラビア語: رعب (ar) (ru`b) 男性, هول (ar) (hawl) 男性, ذعر (ar) (dhu`r) 男性, خوف (ar) (khawf) 男性
- アルメニア語: ահ (hy) (ah), սարսափ (hy) (sarsap’), վախ (hy) (vax), վախ (hy) (vax), երկյուղ (hy) (erkyuġ), ահ (hy) (ah)
- イタリア語: paura (it) 女性, terrore (it) 男性
- インドネシア語: kengerian
- ウェールズ語: ofn (cy)
- ウクライナ語: терор (terór) 男性
- 英語: dread (en), fear (en), fright (en), horror (en), terror (en)
- エストニア語: hirm (et), kartus (et)
- エスペラント: teroro (eo), teruro (eo)
- オック語: paur (oc) 女性
- オランダ語: verschrikking (nl) 女性
- カタルーニャ語: por 女性, paüra 女性, basarda 女性, temor 男性
- グルジア語: ზარი (ka) (zari)
- クルド語:(クルマンジー) tirs (ku) 女性、(ソラニー) ترس (ku) (tirs)
- クロアチア語: strah (hr) 男性, teror 男性, užas 男性
- ゴート語: (agis)
- 古典ギリシア語: τρόμος (trómos) 男性, φοβάμαι (el) (fovámai)
- スウェーデン語: skräck (sv) 通性
- スコットランド・ゲール語: eagal (gd) 男性, uabhas (gd) 男性, oillt (gd) 女性
- スペイン語: miedo (es) 男性, temor (es) 男性, terror (es) 男性
- スロヴェニア語: strah (sl) 男性
- スワヒリ語: kikuli 単数, vikuli pl (noun 7/8)
- スワヒリ語: woga (sw)
- セルビア語: страх 男性, терор (teror) 男性, ужас (užas) 男性
- チェコ語: děs (cs) 男性, hrůza (cs) 女性, teror (cs) 男性, strach (cs) 男性
- 中国語: (繁): 恐怖/ (簡): 恐怖
- 朝鮮語: 공포 (ko) (koyuuo)
- デンマーク語: angst (da), frygt (da) 通性
- ドイツ語: Angst (de) 女性, Schreck (de) 男性, Schrecken (de) 男性, Terror (de) 男性
- ハンガリー語: félelem (hu), rémület, terror
- フィンランド語: pelko (fi), kammo (fi), kauhu (fi)
- フランス語: peur (fr) 女性, terreur (fr) 女性, effroi (fr) 男性
- ブルガリア語: ужас (úžas) 男性, терор (terór) 男性
- ブルトン語: aon (br)
- ベトナム語: nỗi khiếp sợ sự khủng bố
- ヘブライ語:אימה (eimah) 女性, אימה (he) (eymah) 女性, טרור (he) (teror) 男性, אימתן (he) (eymatan) 男性, בריון (he) (biryon) 男性
- ポーランド語: strach (pl) 男性, przerażenie (pl) 中性
- ボスニア語: strah (bs) 男性
- ポルトガル語: medo (pt) 男性, temor (pt) 男性, terror (pt) 男性
- マレー語: ketakutan (ms)
- ラテン語: terror (la) 男性
- リトアニア語: baimė (lt) 女性
- ルーマニア語: frică (ro) 女性, teamă (ro) 女性, teroare 男性
- ロシア語: страх (ru) (stráx) 男性, боязнь (ru) (bojázn') 女性, ужас (ru) (úžas) 男性, страх (ru) (strax) 男性, (act) террор (ru) (terrór) 男性
動詞
活用
「恐怖」の例文・使い方・用例・文例
- 突然沸き上がる恐怖感
- 戦争は恐怖と悲しみをもたらす
- 彼女は恐怖で気が変になった
- 恐怖の影が彼の顔をよぎった
- 癌の恐怖は彼女の生き方を変えさせた
- 死の恐怖に直面する
- 恐怖で立ちすくんだ
- 父は高所恐怖症だ
- 我々の恐怖心にはほとんど根拠がない
- 彼女はだれかがあとをつけていると気づいたとき,恐怖を感じた
- その話を聞いて私は恐怖でぞっとした
- びっくりする,恐怖に襲われる
- 恐怖に震える
- 恐怖ですくむ
- 高所恐怖症である
- 死の恐怖はだれもが生まれつき持っている
- 新しいことに挑戦するにはまず恐怖心を抑えなさい
- 戦争の恐怖が私たちの心の中に大きく広がった
- 一瞬の恐怖感
- 彼女は死の恐怖に取りつかれている
固有名詞の分類
品詞の分類
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