情報の島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 20:22 UTC 版)
「ニュー・ケインジアン」の記事における「情報の島」の解説
エドムンド・フェルプスとロバート・ルーカスが提唱した理論。市場がいくつかに分割されていて、各企業は自分がいる個別市場の動きについては完全に情報を得ることができるが、他の市場を含めた市場全体の情報は不完全にしか手に入らないものと仮定する。すると、自分の市場で起きた変動が個別市場の変動によるものか、市場全体の変動によるものかを完全に合理的に即座に判断することはできず価格を中途半端にしか調整できないために、市場全体に変動をもたらす財政政策や金融政策が実体経済の生産量に影響を与えることができる。
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