抗菌薬とは? わかりやすく解説

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こうきん‐やく〔カウキン‐〕【抗菌薬】

読み方:こうきんやく

細菌発生増殖などを抑える薬品細菌性感染症治療使用される抗菌剤


抗菌薬 (こうきんやく)

病気の原因となる細菌に「対抗」する細菌増えるのを抑えたり、殺す作用あります。“かぜ”などの原因であるウイルスには効きません。抗菌薬のうち、微生物からつくられたもの(青カビから作られるペニシリン代表的)を抗生物質いいます。けれど現代化学的に合成され合成抗菌薬多数あるので、総称して「抗菌薬」と呼んでます。細菌原因病気のときは、「何のなのか」を見極め、それに効果のある抗菌薬を選択するのが医師大事な仕事。そして、処方されたときは、処方された分をきちんと最後まで用いることが大切。途中でやめてしまうと、また活発になる心配があります最近はMRSA(メシチリン耐性黄色ブドウ球菌のこと)など、抗菌薬に抵抗力をもった「耐性菌たいせいきん」の出現大きな問題となってます。
●以下の情報参考にしてください
*薬剤耐性(AMR)について:AMR 臨床リファレンスセンター
link_out.png参考:薬の上手な使い方・飲ませ方

抗菌薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/06 08:16 UTC 版)

抗菌薬(こうきんやく、英語: Antibacterial drugs)とは、細菌の増殖を抑制したり殺したりする働きのある化学療法剤のこと。真菌に抗菌スペクトルを持たない場合、抗細菌薬とも。




「抗菌薬」の続きの解説一覧

抗菌薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 17:46 UTC 版)

WHO必須医薬品モデル・リスト」の記事における「抗菌薬」の解説

「抗菌薬」を参照 細胞壁合成阻害剤バンコマイシン (VCM) β-ラクタム系抗生物質ペニシリンベンジルペニシリン (PCG) ベンジルペニシリン・ベンザチン (DBECPCG) - 耐酸性ペニシリン プロカインベンジルペニシリン フェノキシメチルペニシリン (ペニシリンV: PCV) - 耐酸性ペニシリン日本未承認 クロキサシリン (MCIPC) - ペニシリナーゼ耐性ペニシリン日本未承認 アンピシリン (ABPC) - アミノペニシリン アモキシシリン (AMPC) - 耐酸性アミノペニシリン アモキシシリン・クラブラン酸 (AMPC/CVA) - βラクタマーゼ阻害剤ペニシリン合剤 セフェム系セファレキシン (CEX) - 第1世代 セファゾリン (CEZ) - 第1世代 セフィキシム (CFIX) - 第1世代 セフトリアキソン (CTRX) - 第3世代 セフォタキシム (CTX) - 第3世代 セフタジジム (CAZ) - 第3世代 カルバペネム系イミペネム・シラスタチン (IMP/CS) タンパク質合成阻害剤 (リボソーム阻害剤)クロラムフェニコール (CP) アジスロマイシン (AZM) - 15員環マクロライド系 クラリスロマイシン (CAM) - 14員環マクロライドエリスロマイシン (EM) - 14員環マクロライドドキシサイクリン (DOXY) - テトラサイクリン系 ゲンタマイシン (GM) - アミノグリコシド系 スペクチノマイシン (SPCM) - アミノグリコシド系 クリンダマイシン (CLDM) - リンコマイシンDNA阻害剤シプロフロキサシン (CPFX) - ニューキノロン系合成抗菌剤 メトロニダゾール - 抗原虫薬合成抗菌剤 その他抗菌剤ニトロフラントイン - ニトロフランST合剤 - サルファ剤葉酸合成阻害剤合剤 トリメトプリム (TRI) - 葉酸合成阻害剤らい菌クロファジミン ジアフェニルスルホン (DDS) リファンピシン (RFP) 抗結核薬エタンブトール (EB) イソニアジド (INH) リファンピシン (RFP) ピラジナミド (PZA) リファブチン (RBT) カプレオマイシン (CPM) - 日本国内では販売中止サイクロセリン (CS) エチオナミド (TH) パラアミノサリチル酸 (PAS) アミノグリコシド系ストレプトマイシン (SM) アミカシン (AMK) カナマイシン (KM) ニューキノロン系オフロキサシン (OFLX)

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抗菌薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 07:10 UTC 版)

Boxed warning」の記事における「抗菌薬」の解説

2008年7月8日に、キノロン系抗菌薬フルオロキノロンが、腱断裂に関わっているとして「boxed warning」が出た。なお、フルオロキノロン以外にも、例え有名なキノロン系抗菌薬として、レボフロキサシン商品名:Levaquin)や、シプロフロキサシン商品名Cipro)や、オフロキサシン(商品名:Floxin)や、ノルフロキサシン英語版)(商品名:Noroxin)や、モキシフロキサシン商品名Avelox)なども同様にboxed warning」が出た

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抗菌薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 01:50 UTC 版)

腸チフス」の記事における「抗菌薬」の解説

腸チフス治療は、対象感受性のある抗菌薬を用いニューキノロン系抗菌薬第一選択薬となる。しかし、ニューキノロン系効果望めない薬剤耐性症例では、第3世代セフェム系抗菌薬を使用することがある

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抗菌薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 21:45 UTC 版)

抗生物質」の記事における「抗菌薬」の解説

「抗菌薬」も参照 細菌対す作用機序による抗菌薬の分類一例としては、細胞壁合成阻害薬タンパク質合成阻害薬核酸合成阻害薬3つ大きく分けるものがある。また、葉酸代謝阻害薬加えて4つ分類することもある。

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抗菌薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 09:06 UTC 版)

メチシリン耐性黄色ブドウ球菌」の記事における「抗菌薬」の解説

代表的なMRSA対する抗菌薬は以下の通りである。 バンコマイシンVCMテイコプラニン(TEIC) アルベカシンABKリネゾリド(LZD) ダプトマイシンDAP菌種クローン)によっては、ミノサイクリンレボフロキサシンクリンダマイシンST合剤スルファメトキサゾールおよびトリメトプリム合剤)などが、有効か中等度有効であることがあるまた、各地域や、個々医療施設によってもMRSA性質異なことがあるため、適切な抗生剤使用当たっては、これらローカルファクターも重要な要素である。なお、MRSAに対してST合剤リファンピシン併用は、リネゾリド同等効果みられるとの報告もある。また、国内では適応がとれていないが、欧米ではキヌプリスチン・ダルホプリスチン商品名シナシッド)も有効であることが証明され使用認可されている。 バンコマイシン耐性菌の出現少な抗菌薬として MRSA治療汎用されていた。1996年バンコマイシン低度耐性黄色ブドウ球菌VISA)やバンコマイシンヘテロ耐性黄色ブドウ球菌ヘテロVISA)の発見始め2005年現在バンコマイシン耐性腸球菌VRE)のバンコマイシン耐性遺伝子vanA)を獲得したバンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌VRSA)の出現報告されていることから、その使用には十分な注意が必要とされている。さらに、β-ラクタム系抗生物質との併用によってバンコマイシン耐性発現する MRSA出現している。これはbeta-lactam antibiotic induced vancomycin-resistant MRSABIVR)と呼ばれており、併用には注意が必要である。

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