拡張ファイル属性
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/24 14:03 UTC 版)
拡張ファイル属性または拡張属性 (extended file attribute, extended attribute, xattr, EA)は、ファイルシステムが解釈しないメタデータをユーザがファイルに結びつけることが出来るようにするファイルシステムの機能である。これに対し、通常のファイル属性(パーミッション、作成時間、更新時間など)はファイルシステムによって厳密に定義された目的を持っている。
- 1 拡張ファイル属性とは
- 2 拡張ファイル属性の概要
- 3 関連項目
拡張属性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/15 15:12 UTC 版)
XFSは拡張属性として複数のデータストリームを一つのファイルに格納することが出来る。これにより複数のname/valueの対を一つのファイルに付け加えることが出来る。nameは最大で256バイトのヌル終端文字列で、valueは最大で64キロバイトのバイナリデータである。さらにrootとuserの2つの名前空間に分けて記録できる。root名前空間に記録された属性はスーパーユーザーのみが変更可能であり、user名前空間の属性はそのファイルの書き込みパーミッションを持つユーザーのみが変更できる。この拡張属性は、シンボリックリンクやデバイスノード、ディレクトリなどあらゆる種類のXFSのinodeに付加することが可能である。attrツールを使用して、コマンドラインから操作することが出来る。xfsdump/xfsrestoreツールは拡張属性をサポートしており、拡張属性も併せてバックアップ/リストアされる。他の多くのバックアップツールはXFS拡張属性に対応していない物が多い。
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