拡張期(拡大期)
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内閣府景気基準日付の第14循環での景気拡張期間の俗称は、過去の「いざなぎ景気(57か月間)」を1年4か月上回る記録的な好景気によることから、日本神話に記されたいざなぎ・いざなみによる国産みの伝説にちなんで「いざなみ景気」とも呼ばれる。 2009年1月30日の閣議後の記者会見で与謝野馨経済財政担当大臣は「『だらだら陽炎(かげろう)景気』とでも言うんでしょうか」と「かげろう景気」の呼称を提言した。好景気期間は長いものの成長率は2%前後と伸び悩み、労働者の賃金の上昇率も頭打ちで、好景気の実感に乏しかった事を表現した模様。 エコノミストらの間では、いざなみ景気の他に「小泉景気」「第三次平成景気」「出島景気」「デジタル景気」「構造改革景気」「いざなぎ越え(超え)景気」「円安景気」「無実感景気」「格差型景気」「リストラ景気」などの名称が提案されている。中部東海地域や北九州などおもに輸出(外需)産業の集積地では雇用が逼迫し、派遣・請負労働者あるいは外国人労働者を他の地域から受け入れるなど好況に沸いた。他方で賃金は下落し、大手小売や建設を筆頭とした内需・既存産業は停滞を続ける。首都圏都心部では、サービス業における労働供給が極端に不足し賃金は上昇した。地価についても首都圏・基幹都市の中心部は上昇する一方で地方・周辺部では停滞するなど地域・地区、業態による温度差のある景況が続いた。
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拡張期
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1968年に、カリフォルニア州第二の都市であり、当時のカルチャーシーンをけん引していたサンフランシスコに大規模店舗を出店し成功を収める。続いて1970年にはハリウッドの中心部に同じく大規模店を出店した。 このウェスト・ハリウッド店は、アメリカのエンターテインメント業界の中心地にあることもあり、エリック・クラプトンやブルース・スプリングスティーン、エルトン・ジョンやデビッド・ゲフィンなども足繁く通うフラッグシップ店的な立ち位置となり、観光客にも人気を集めた。 なおこれらの店舗の従業員はサクラメント時代からの仲間が中心を占め、学歴不問で堅苦しさが無く、アットホーム的かつパーティー好きな、一従業員から役員になるような言わば家族体質な雰囲気で知られた。後に多くの従業員が、酒どころかマリファナなどの不法麻薬をきめながら働いていたことを告白している。この様な雰囲気が顧客にも好評だったが、しかし後に経営が苦しくなった際に、この様な体質が最終的に首を絞めることになる。 いずれにしても、これらの大規模店舗の相次ぐ成功を受け、1970年代はアメリカ西海岸の都市を中心に店舗網を広げた。この時代に造られた店舗のひとつがアメリカ映画『メカニック(The Mechanic)』(1971年製作、チャールズ・ブロンソン主演、マイケル・ウィナー監督)のワンシーンに映り込んでいる。
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拡張期
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1970年代のSLブームにより、全国で蒸気機関車の静態保存が行われた。当時蒸気機関車は人を集める施設でもあり、そこに寝台車を連結してホテルとすることで集客を見込んだものである。日本で最初のSLホテルは、1974年に中村駅前に開業したもので、機関車はC11 117、寝台車は旧型客車が用いられた。 これ以前にも、龍ヶ森駅(現・安比高原駅)にあったスキーロッジのように廃車となった客車を宿泊施設に転用するケースはあったが、蒸気機関車を連結したものはこれが初めてであった。 当時は蒸気機関車運行の末期で、廃車される蒸気機関車には事欠かなかったことに加え、新幹線や特急列車網の拡充で寝台列車が減少しつつあったこともあって客車の調達も容易であった。このため短い間に沖縄県を含む全国に誕生した。客車は、当初は旧型客車や10系客車が用いられていたが、後には20系客車が使用された。 車内の仕様はB寝台の通路側に仕切りと出入り口を追加し、ホテルの客室としての体裁を整えたもののほか、A寝台を転用したもの、一般の座席車の車内を改造したものなどバリエーションもあった。また、フリースペースとして座敷車(多くは一般の座席車を廃車後に改造したもの)を備えたものもある。個室寝台車は一部の例外を除いて転用されなかった。 びわ湖温泉に設置された「オリエント急行」は個室寝台車(ワゴン・リ社)と蒸気機関車をヨーロッパから輸入した。このため開設当初はシティホテル並みの宿泊料が設定されていた。
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