日本の旧正月
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日本では、旧正月は祝日・休日ではない。 沖縄県(名護市、糸満市などにおける漁師町が特に顕著)、鹿児島県奄美群島を除く日本の地域においては、一部の神社の祭典や寺での行事が残っているのを除いて、旧正月が特別に話題に上ることは少ない。しかし、マスメディアで時々報道されるため、日本でも旧正月という言葉自体は残っている。 杉浦明平の『海の見える村の一年』(岩波新書、1960年)は、著者が住んでいた愛知県渥美郡福江町(現田原市)の記録であるが、その中に、今年から正月の行事を新暦で行うようになったという記述があるので、1950年代には、地方によっては旧正月で行事を行っていた地域もあったと考えられる。 三重県亀山市では、百年以上前から旧正月を祝う準備のため買い物のために町へ人が集まったのをきっかけとする亀山大市が旧正月の時期に開催される。 2010年代から中国人を中心とした旅行客がこの時期に日本に集中するようになり、インバウンド消費に貢献した。航空券価格の高騰、秋葉原・銀座などにおける電機店・百貨店での爆買いや温泉街・スキー場における混雑が見られた。2015年2月の旧正月の時期には、訪日観光客数が単月過去最高の1,387,000人となり、中でも中国からの観光客が前年同月比約2.6倍の359,100人で、中国からの観光客数が初めて30万人を越えた。
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日本の旧正月
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 04:45 UTC 版)
詳細は「旧正月」を参照 旧暦の1月1日{立春前後、新暦での2月頃}は旧正月と呼ばれる。中国・台湾・韓国・ベトナムなどでは、新暦の正月よりも旧正月の方が重視され、お年玉もこの日に渡される。中国では「春節」、「過年」、「農暦新年」といい、ベトナムでは「テト」といわれる。テトは「節」という漢字のベトナム語読みに相当する。また、旧暦1月のことを「正月」と呼び、旧正月を「正旦」ともいう。日本でも沖縄県や鹿児島県の奄美群島などの一部地域には旧正月を祝う地方がある。
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